プールの底に眠る みんなのレビュー
- 白河三兎 (著)
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紙の本プールの底に眠る
2015/11/20 03:03
シルヴァスタインの欠片
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投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「私を知らないで」からの読者として、後ろめたさはあるが、素直でストレートに心に届く作品と思う。著者のキャラクター設定と構成の妙にも改めて感心させられた。
読み進めるうち、何か馴染みある感覚が離れなかったが、そう、これはシルヴァスタインの「僕を探しに」ではないかと…。
“イルカ”も“セミ”も、自らを律し、束縛することで、失くした【カケラ】を埋めているようで、実際は得られない、或いは得てはいけないと納得させつつ、【カケラ】を求め続けずにはいられない…。
「私を知らないで」では痛々しさが際立っただけに、本作のラストに著された、生きる力強さと、希望の響きが心地よかった。
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