「余剰次元」と逆二乗則の破れ 我々の世界は本当に三次元か? みんなのレビュー
- 村田次郎 (著)
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紙の本「余剰次元」と逆二乗則の破れ 我々の世界は本当に三次元か?
2011/05/14 20:41
重力場の強さが逆二乗則と異なってか、実験で確認できる?
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
素人向けとしては、一つ一つの概念や事象について詳しく丁寧に解説している。この表題の本を手にするような素人には、注記の数式や計算も煩わしくはないであろう。
最近の物理学は、哲学に近くなった。超高エネルギー、超短距離、超短時間、に関する最先端の物理理論は検証する方法がない。と思っていたが、そうでもないらしい。超ひも理論や超重力理論のある面は実験で確認できる可能性があるらしい。智慧と工夫と努力があれば、百万円規模の資金でも確認実験ができるようだ。
「良くするは好むに如か。好むは楽しむに如かず。」という言葉が、中国の古典にあるが、著者自身がこの研究実験を楽しんでいる。その思いが伝わってきて、研究や実験の面白さに、ついつい引きずり込まれる。
短い距離での重力場の強さが逆二乗則と異なっていれば、我々の住むこの空間は三次元ではなく更なる次元があると確認できる。その考えの根拠とその具体的実験の紹介と解説。
紙の本「余剰次元」と逆二乗則の破れ 我々の世界は本当に三次元か?
2020/02/20 11:01
高次元宇宙について考える一冊です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「高次元宇宙とはどのようなものなのか」ということをテーマに、三次元に加えて最新の研究で存在が確認された「余剰次元」ということについて分かりやすく解説してくれる科学書です。同書の「はじめに」で、1998年に発表された驚くべき理論が紹介されています。それは「宇宙の大きさは0.1ミリメートル程度であろう」であろうという理論で、この驚くべき点は、宇宙がそんなに小さかったのかということではなく、宇宙が0.1ミリメートルもあったかのかという驚きだったということです。同書は、「宇宙の姿」、「重力の法則」、「空間次元と逆二乗則」、「力の法則の一般形」、「余剰次元の世界」、「余剰次元を探る」、「強い力と宇宙項問題」と、ちょっと難しそうですが、興味深い内容で構成されています。
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