SFを実現する 3Dプリンタの想像力 みんなのレビュー
- 田中浩也 (著)
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2016/11/09 20:33
デジタル工作機械が広げる世界の意味。「いまさら聞けない」と思っていたので役立ちました。
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書タイトルにもある3Dプリンタ。ニュースなどで「凄い」と聞いてもホントのところどうなのか。今一つわからないまま「乗り遅れているのかな」と思っている所に良い刺激をくれる一冊だった。
著者自身の3Dプリンタ体験や実際に行われている世界の活動から、「情報とモノ」「人の関係」などについての少し踏み込んだ考えまでが本書では述べられている。SF映画の引用などをしながらの説明は結構わかりやすかった。
「モノ」を作成する図面や工程などの情報は、インターネットを通じて世界中どこでも手に入れられる。しかしそれを「モノ」として出現させるためには材料が必要だし、つくるための道具(ここで3Dプリンタなどが登場だ)が必要だ。材料が違えば出来上がったものは同じではない、などの変更が少しずつ加えられることに意味がある、などの考え方はそれまで気づいていなかったこと。
「いろいろ作れる」「凄い」といわれる内容が少しわかりかけてきた気がする。そこから発展しての「考え方」の部分は興味深い。それを表現するための著者の「グローバルからグローカル」「フィジタル」などの造語は印象に残る。
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