捨てられる魚たち　「未利用魚」から生まれた奇跡の灰干し弁当ものがたり みんなのレビュー

フードロス問題、日本の食文化、伝統に関心を！

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投稿者：佐々木　なおこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ラジオで聴いて、興味を待った人気の駅弁「桜島灰干し弁当」。
ほんと、美味しそうで、近場で買えるなら、すぐさま買いたい。
実物を見て買いたい派の私なので、
駅弁大会を待つ段階です。

で、早速、図書館で本はあるかな？と検索してみました。

『「未利用魚」から生まれた奇跡の灰干し弁当ものがたり

捨てられる魚たち』

ありました、ありました。
早速、予約。
カウンターで受け取ったら、児童向けの本でした。
これは読みやすい。

サブタイトルにもある未利用魚、
知らないことだらけで、
読む前からワクワクです。

鹿児島出身の梛木さんは料理人として関西で長らく順調に活躍されていたのですが、
母親の看病のため、鹿児島の実家に帰られました。
そこから、彼は母の看病しつつも「自分がすべきことはほかにもあるのではないか」と
地元で考え抜きます。
詳しいことは本を読んでもらうとして、彼のコミュニケーション力、人間力、行動力に、夢実現力に心動かされました。


はじめにのところで、こう書いてありました。

「ぼくがこの本でみなさんにお伝えしたいことは、次のふたつです。

未利用魚をきっかけにフードロス問題に関心を待って欲しい
日本の食文化、伝統について知ってほしい」


そうして、本のカバー内側にはこうありました。

「だれもやってない
だからこそ
おもしろい」

うん、うん、そう、そう。
これは年齢に関係なくだとは思うけれど、
小学生にぜひ読んでほしい一冊、と思いました。