小説 ゲゲゲの鬼太郎 みんなのレビュー
- 水木 しげる, 大野木 寛, 金月 龍之介, 市川 十億衛門, 永富 大地, 東映アニメーション, 井上 亜樹子, 山田 瑞季
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評価内訳
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4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
2024/04/28 01:34
☆小説の鬼太郎☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
感想を書くに当たり、多少ネタバレになる可能性がありますが、そこは御容赦願います。
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【怨ライン奇譚】
インターネットという病巣を鋭く描いた物語
昔は、妖怪が恐ろしいものだったのが、今では、この話のチカチーロのような、妖怪さとりですら感情を読めないほど思考・感情をなくした、現実と仮想の区別がつかなくなったネット民の怖さを描き出しています。
【ねずみ男ハードボイルド】
妖怪同士の抗争を描いた作品ですが、妖術のようなものはあまり登場せず、人間の奥深くにもあるような汚さが引き立つ作品です。
ねずみ男の奔走にも注目です。
【怪物マチコミ】
「物語を追う者は物語に追われる」をテーマに、アニメ脚本家が《怪物マチコミ》に思考を破壊されていく物語です。
「怪物」と表現し、「妖怪」と表現していないところに、この物語のテーマが隠れているのではないでしょうか?
《怪物マチコミ》は、必要以上に齷齪する人間が生み出した産物では? 何とも不思議な物語です。
【Mと呼ばれた男】
吸血鬼ラ・セーヌの下僕となった人間の物語です。
【陰摩羅鬼・外伝】
話こそ妖怪陰摩羅鬼の話なのですが、裏テーマである「児童虐待」「無戸籍児」といった社会問題に挑戦した作品です。少し前を振り返ってみても、目黒の事件であったり、野田の事件であったり、またニュースでは見ていない他の事件であったりと、妖怪以上に恐ろしい人間の一端を描いています。
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超短編シリーズも、面白かったです。
小説ゲゲゲの鬼太郎 朱の音
2024/04/28 01:33
☆小説の鬼太郎☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
感想を書くに当たり、多少ネタバレになる可能性がありますが、そこは御容赦願います。
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【怨ライン奇譚】
インターネットという病巣を鋭く描いた物語
昔は、妖怪が恐ろしいものだったのが、今では、この話のチカチーロのような、妖怪さとりですら感情を読めないほど思考・感情をなくした、現実と仮想の区別がつかなくなったネット民の怖さを描き出しています。
【ねずみ男ハードボイルド】
妖怪同士の抗争を描いた作品ですが、妖術のようなものはあまり登場せず、人間の奥深くにもあるような汚さが引き立つ作品です。
ねずみ男の奔走にも注目です。
【怪物マチコミ】
「物語を追う者は物語に追われる」をテーマに、アニメ脚本家が《怪物マチコミ》に思考を破壊されていく物語です。
「怪物」と表現し、「妖怪」と表現していないところに、この物語のテーマが隠れているのではないでしょうか?
《怪物マチコミ》は、必要以上に齷齪する人間が生み出した産物では? 何とも不思議な物語です。
【Mと呼ばれた男】
吸血鬼ラ・セーヌの下僕となった人間の物語です。
【陰摩羅鬼・外伝】
話こそ妖怪陰摩羅鬼の話なのですが、裏テーマである「児童虐待」「無戸籍児」といった社会問題に挑戦した作品です。少し前を振り返ってみても、目黒の事件であったり、野田の事件であったり、またニュースでは見ていない他の事件であったりと、妖怪以上に恐ろしい人間の一端を描いています。
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超短編シリーズも、面白かったです。
2024/04/27 23:54
☆小説の鬼太郎☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
【骨女】
人間界で活動する骨女を主人公とした、恋愛チックな話です。人間の男性も一途でいいですね。最後の場面は、骨女の怒りが少し恐怖を演出していました。
【貝稚児】
まなちゃんの通う学校の転入生のお話。途中、母親が怪しいと思いきや・・・ 恐いのは妖怪よりも人間だということを感じさせるお話でした。《彼》は、あれから、どうなったのだろう・・・
【ぬりかべ】
いつもの妖怪退治を、ぬりかべの視点から描いた物語。アンソロジーならではの子泣きじじいの語りがまた良かったです。仲間の妖怪の関係性が表現できたかと思います。
【3・11の獏】
題名を見て、大概の人は察しが付くであろう。ただ、当時の被害が少なかった人と甚大な被害を受けた人とのギャップは、この物語のポイントである獏が的確に捉えていると思った。この獏の語り、口調等を、私達はしっかりと受け止めなければならない。この作品集の中で一番現実味があり、重厚感のある作品だと個人的に思った。
【妖怪おとろし】
ある少女の視点を通しての物語です。妖怪が登場せず、鬼太郎達の出番が少ないのですが、こういった話は後味が悪いですね。そしてまた現実世界でも実際にあるでしょう・・・ こういった虐待が無くなればいいんですけどね・・・ 妖怪以上に人間が恐ろしいお話です。
【みかん】
《寒い日》《こたつ》《ミカン》の三拍子が揃えば、人間も妖怪も同じなのですね! みかん争奪戦の行方はいかに!?
【名無しの詩】
TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期でも物語の鍵を握っていた「ななし」に関する詩の数々です。その言葉のみならず、文字起こしの構成等視覚でもお楽しみください。
小説ゲゲゲの鬼太郎 蒼の刻
2024/04/27 23:53
☆小説の鬼太郎☆
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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【骨女】
人間界で活動する骨女を主人公とした、恋愛チックな話です。人間の男性も一途でいいですね。最後の場面は、骨女の怒りが少し恐怖を演出していました。
【貝稚児】
まなちゃんの通う学校の転入生のお話。途中、母親が怪しいと思いきや・・・ 恐いのは妖怪よりも人間だということを感じさせるお話でした。《彼》は、あれから、どうなったのだろう・・・
【ぬりかべ】
いつもの妖怪退治を、ぬりかべの視点から描いた物語。アンソロジーならではの子泣きじじいの語りがまた良かったです。仲間の妖怪の関係性が表現できたかと思います。
【3・11の獏】
題名を見て、大概の人は察しが付くであろう。ただ、当時の被害が少なかった人と甚大な被害を受けた人とのギャップは、この物語のポイントである獏が的確に捉えていると思った。この獏の語り、口調等を、私達はしっかりと受け止めなければならない。この作品集の中で一番現実味があり、重厚感のある作品だと個人的に思った。
【妖怪おとろし】
ある少女の視点を通しての物語です。妖怪が登場せず、鬼太郎達の出番が少ないのですが、こういった話は後味が悪いですね。そしてまた現実世界でも実際にあるでしょう・・・ こういった虐待が無くなればいいんですけどね・・・ 妖怪以上に人間が恐ろしいお話です。
【みかん】
《寒い日》《こたつ》《ミカン》の三拍子が揃えば、人間も妖怪も同じなのですね! みかん争奪戦の行方はいかに!?
【名無しの詩】
TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期でも物語の鍵を握っていた「ななし」に関する詩の数々です。その言葉のみならず、文字起こしの構成等視覚でもお楽しみください。
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