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ぼくのご主人様!? みんなのレビュー

  • 著者:鷹野 祐希, イラスト:和泉 つばす
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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

ぼくのご主人様!?

紙の本ぼくのご主人様!?

2008/12/15 19:39

TSの要素を盛り込んだパラレルワールドミステリー

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

TSといえばTSだが、これはあくまで設定というか背景。パラレルワールドに飛んでしまい、その先で性別は異なるが似た人物と入れ替わる。その替わり方は、もはやこの世界では定番中の定番と思われるあの映画の影響下にある。使い尽くされた感はあるのだが、やはり秀逸なアイデアなのであろう。偉大なり大林宣彦。そして本作の特徴は、ここから性別が替わってアハンウフンな展開とはならないところ。学生からメイドあるいは御曹司の経営者などにチェンジした結果、知らない世界であたふたしながらメイドの大変さを痛感したり、会社の倒産危機を救ったりという展開が始まるのである。そして、当然ながら替わられた方も未知の世界で同様の苦労があろうことを忍ばせる記述もあり、なかなかに奥深いものを感じさせる。こうしてお互いの姿こそ見えないが意思を通じていく、心を通わせていく展開が進み、最後で御曹司の正体、つまり誰が入れ替わっているのかが判明し、主人公にとって久方ぶりの邂逅とともに、ここで初めて2人の気持ちが通じ合うドラマティックなラストを迎える。TS物だから、という理由だけで遠ざけるには実にもったいない作品である。

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紙の本

ぼくのご主人様!? 2

紙の本ぼくのご主人様!? 2

2008/12/15 20:18

続編と見るか外伝と見るか

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

本シリーズの主人公を佐倉家のメイド達と見れば本巻は続編であるが、吉朗(吉香)と麻琴(真琴)が主人公と捉えると続編ではなくなる。主人公が千尋(千広)に変わるからである。前巻がきっちりと完結していたので、どういった形で物語を紡ぐのかと思ったが、意外かつ大胆な視点のチェンジを行ったものである。同じ世界観ではあるが、当初のカラーが薄れていることもあって賛否の別れるところではあるが、これはこれでアリだと思った。少なくとも千尋(千広)に関しては1冊語るくらいの魅力はあると思うし、本シリーズを続けるにはこうした手法も止む無しとも思う。なので吉朗と麻琴はほとんど出てこない。代わりに千尋が千広に替わった経緯や過ごした時間などの事柄と千尋が取り組んだ「算額」なるものによるミステリー要素を絡めた、最初から最後まで千尋(千広)の物語である。元の世界に戻ることを半ば諦めていた千尋(千広)の揺れる気持ちが描かれていて面白かった。最後に思いもかけない展開にもなり、これはこれで良い物語だと思う。

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紙の本

ぼくのご主人様!? 4

紙の本ぼくのご主人様!? 4

2008/12/19 15:13

ほのぼの感満載の短編集

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

全4編の短編集。

随分と久し振りな気がする吉朗と麻琴の話【栄光はキミに輝く】が相当に面白い。学園祭でメイド喫茶というベタな展開だが、何しろ本物のメイド経験者だったがために、そして麻琴に良いところを見せるために頑張る吉朗が、視察として出向いたメイド喫茶でダメ出しを連発、同じく戻って来ている千広にメイドの講師まで依頼する拘りを炸裂させる。アッチの世界に絡めた会話も楽しい。千広が春生の写し身である晴生を知るシーンもある。こうして迎えた学園祭当日は、女子の企みにより思わぬ展開を見せるが、アッチの世界でのやりとりを彷彿させる麻琴と吉朗が見せた結末が心地よい。

これまで名脇役に徹していた春生メイン【オトメの秘密~ときめきの謎~】の面白いところは、この話の時期が第1巻と第2巻の間、つまり吉朗(吉香)と麻琴(真琴)は戻っているが千広(千尋)はまだ戻っていない頃にある。もしかしたら千広は男なのでは?という彼女らしい勘違いから始まる、千広の正体を暴こうとする話で、理由こそアレだが鋭い観察眼の春木らしさが出ている。吊橋効果を活用したオチが上手。

懲りない春木の物語【オトメの秘密~ふくらみの謎~】は、みんな元に戻った後の話で、第3巻の終りに語られていた新人の使用人達がいる。吉香の豊かな胸の謎に迫るつもりが、本人も思わぬ展開となり、最後はまんざらでもないと思い始める春生が可愛らしい。応援したくなる。

最後の【ポートレート-笑顔の向こう側】は韓流ドラマをイメージしているとか。そう思えなくもない爽やかな展開である。通常、このような恋敵(男)が現れると胸糞悪いものだが、この恋敵があまりに爽やかで筋の通った好青年なために、むしろ好印象さえ抱く。本作のタイトル【笑顔】が誰のもので、その【向こう側】に誰がいるのかは今更説明不要であろう。

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