なりゆき斎王の入内 みんなのレビュー
- 著者:小田 菜摘, イラスト:凪 かすみ
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なりゆき斎王の入内 3 この恋路、乱れがはしき
2015/01/28 12:58
恋の王道?
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
流されてなった斎王
これまた流されてなった内宮
絶対的存在の身内「おじさま」一筋だった主人公が
都で出会った二人(?)の男(ひと)
気持ちが揺れて自分の気持ちも整理出来ないまま
時間だけが過ぎてゆく…やっと気持ちが見え始めたころ
時として残酷な運命を目の当たりにする。
ヘタレ気味のヒーローは最強おじさまに勝てるのか?
2014/08/12 21:11
もっと恋話して欲しかった
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイローズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
血筋は皇族の塔子は、父の命令でいきなり斎王になったが、父高槻親王と異母姉梅壺女御が呪詛の咎で失脚し、斎王の任を解かれる。
塔子は、これで大好きな叔父のいる熊野に帰れると思っていたら、とんでもない勅命が下りる。失脚後、流行病で亡くなった父と異母姉の怨霊を慰めるため、東宮への入内である。
癇癪を起して投げた墨が偶然庭にいた下級武官、平暁に当たってしまう。暁は初め塔子のことを女房だと勘違いして気安く声をかけてきたが、元斎王の塔子女王と知ってからも態度を変えることなく接してくれた。
客人としてやって来た亡き父の政敵、摂関家の三男左近衛大将が父と異母姉は東宮にはめられたのだ言い出し、東宮とは不仲になり一年後の入内を取り消すよう無責任に言ってきた。塔子は怪しい話ながらも熊野に帰りたい一心で、左近衛大将が勧める東宮の勘気に触れるよう努める事を約束したのだが、父の失脚した事件には更なる事件や思惑が絡んでいて----。
ちょっとミステリー風味なお話が面白かったです。
下級武官暁さんの正体は、誰もが想像するとおりでした(笑)でも、恋愛成分はかなり薄いです。モヤモヤした三角関係をすっきりさせるためにも続きが読みたいです。