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タロットの御主人様。 みんなのレビュー

  • 著者:七飯 宏隆, イラスト:YUKIRIN
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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本タロットの御主人様。 9

2010/09/22 00:33

完結目前のクライマックスながら何とも悩ましい余韻が残る

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

次で完結との事。つまりは決戦目前のクライマックスたる最終章の始まりと言える。冒頭でいきなりタロットが1枚封印されて、何だか扱いが軽いなぁと思ったが、これはあくまで最終章に入るための最後の封印だったとも言える。

本巻の印象を端的に記せば、様々な秘密が判明しつつあるような、それでいて新たな謎が生まれたような、何とも言えない悩ましさが残る展開だった。普段は思わないのだが、これに関しては次巻が出てから一気読みした方が良いかも?しかし、待たされてから多くの謎が次々と晴れていく爽快感を味わうのも一興なので、やっぱり読んだ方が良いのかな?でも、今回は結局のところ、いわゆるラスボスが出てきただけだしなーと、いろいろ悩ましいのである。

ただ、シリーズを通じて熟成されたキャラ達のやり取りは円熟の域に達しており、それぞれがそれぞれの役割で自由に喋り、闊達に動き回る面白さが出ている。何気に“チーム秋人”も強くなっている。それでいて、未だ真の恋愛を意識できずに逡巡する籐子様とか、逆に良い意味で開き直った八久住さんとか、ちょっとだけ意識を変えた結夏といった面々がラヴ方面の行方を楽しみにさせている。これにどう応える、秋人クン?といったところだが、この期に及んでまだヘタレが抜け切らないもどかしさもあって、これまた悩ましい。最後の最後に至って「見逃すべきか」などという選択肢がある訳なかろう。この意味では一番心配してしまう秋人だが、これがどのように成長し、どのように覚醒することで、どんな結末に至るのか。第1巻の冒頭を改めて読み返しつつ次巻での謎解きと「結末までの過程」を楽しみに待ちたい。

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紙の本タロットの御主人様。 8

2009/12/13 23:34

揺れ動きつつも傾いていく恋心と秋人の覚悟

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は何でもアリなテーマパークへの特別修学旅行でのドタバタ珍事の末に秋人が漏らした本音が割といい感じなのに加えて、八久住さんが投下した告白爆弾の顛末にも一応の決着が見られて面白いことになっており、四阿本家に忍び込んだ真冬も秋人の秘密に近づきつつあって盛り沢山である。

前半は、まぁ、いつも通りではあるが、秋人と八久住さんのことが気になる他のメンバーが真意を問いただそうと追っかけ回す鬼ごっこが繰り広げられている。籐子様 → アメジスティア → 結夏 → 三崎と、捕まっては邪魔が入ってを繰り返す中で、それぞれが秋人と自分との関係について考え始める展開が良かった。恋に恋する乙女から特別な異性として本当に気になり始めた娘、兄のような包容力を見出だしながら本来の目的のために振り切ろうとする娘、曖昧な気持ちではいけないと気付いた娘、これまで感じたことのなかった感情を観測し続けたい娘など、秋人を取り巻く恋模様が八久住さんを起点として次の段階に進んでいる。また、秋人の“現時点での”答えも御主人様としての立場を把握して覚悟もしていることを示していて悪くなかった。不可抗力なのに勝手に誤解されて蔑まれるパターンばかりな“表向きの”関係がちと食傷気味になってきているので、この辺でそろそろ少しは見直して新たな関係を築くきっかけになって欲しい秋人の本音だと思う。

実は何気に今回もタロットを封印しているが、今回の舞台とタロットの特性を活かした「御主人様そのものが危機に陥る」展開だったのが面白かった。カード達の活力の源となるものを上手く挿み込んでいたと思う。また、これには実に面白味のある“もう1つの力”の存在、本来ならあり得ないハズの存在が突如として出てきており、秋人のこれまでの言動の正しさとして報われる展開も良かった。

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紙の本タロットの御主人様。 6

2008/12/11 13:41

秋人達がチームとしてレベルUPしている

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

いよいよ海外へ飛び出した第6巻は、コメディな前半とシリアスな後半がメリハリの効いた良作だった。相変わらずかしましい流れで始まるが、フェレンと名乗る女性と出会う。怪しい日本語で毒舌なフェレンは最後まで同行するが、その理由は後に判明する。せっかくの旅行だからと相応に羽を伸ばし、当然ながら恋の鞘当ても活発になる。とりわけ例の悪友達(舞ちん&紀ぽん)から今回もそそのかされた香澄ちゃんが思わぬアタックに出るも空回り。結夏とは違う反応を見せる秋人に落ち込んだりもするが、これが後半の頑張りに繋がる。あと、三崎が座る場所は秋人の膝の上で定着しているようである。しかもそれを誰も咎めない。こうした馴染んだ雰囲気が本巻では見て取れるが、どうやら秋人チームも本格的に特訓をするようになったらしい。桜ばーちゃん宅で自主練までしており大した進歩である。そしてその成果は後半のバトルでしっかり出ていた。あえて第二詩篇を用いた作戦には驚いた。いつの間にこんなことが出来るようになったの?である。第三詩篇までいっちゃった娘もいる。そして今回の戦いを通じて香澄ちゃんは改めて自分を見つめ直し、秋人への想いをストレートに表す決意を固めたようである。

実は本巻では秋人の秘密が少し明らかにされている。秋人本来の器量を示唆するものだが、結夏にも何か秘密があるようで今後の楽しみである。そもそも桜ばーちゃんが異国に長年住んでいたこと、ジブちゃんが木箱に憑いたこと、アメジスティアの過去のこと、今回の旅行とタロットとの遭遇など「10年前」をキーワードに様々なことが生じており変化もある。ちなみに前半のキーワードは「旅の恥はかきすて。ワニのマークはラコステ」である。秋人達がチームとして団結、成長し始めたことも含めていろいろと充実し、全体的に締まりが(少しだが)出てきて、続きが大変気になるようになったことが本巻最大の収穫であろう。

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