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  • 著者:藤原 祐, イラスト:山根 真人
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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3 件中 1 件~ 3 件を表示

突然今日から家族です。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 突然の事故で両親を失ってしまった園村響は、両親の遺産と自分を誰が引き取るかで母方の親戚が醜い争いをしている中、借金取りみたいな格好をした若い男に出会う。父方の叔母である倉須詠子の養子であるというその男、倉須高遠は、叔母と叔父はなくなっているけれど、倉須家の養子にならないかという。また、全く血がつながらない兄妹たち6人がいるということも。
 それまでの雰囲気に嫌気が差していた響は、彼の申し出を受け入れることにする。長男・高遠、長女・礼兎、次女・リリィ、三女・芽々子、三男・稜、四女・耶衣。誰も血がつながらず、倉須家との血縁もない彼らが家族となっている場所へ次男として加わることになった響だが、たとえ同じ高校に通っていても、一緒にご飯を食べていても、急に家族になれるわけではない。誰かを不快にしないように息を潜めて暮らす響きに対し、ついに限界に達したリリィが取る行動とは?

 全体的にはハートフルな家族ものという雰囲気を作りつつ、家族のキャラクター性によりイベントを起こしたり、血がつながらない家族の核に大きな謎を残したりしている。
 今回は響の家族加入と、リリィがストーリーのメインだったので、今後は年長者のストーリーが展開されるのかも知れない。

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それは特別でも不可侵でもない

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

倉須家を構成する長男・高遠、長女・礼兎、次女・リリィ、次男・響、三女・芽々子、三男・稜、四女・耶衣には、誰も血のつながりがない。だがそんなことは些細なことで、彼らは一生きょうだいで家族だ。
 耶衣が福引きで当てたペア旅行券をベースに、倉須家全員で旅行に行った温泉地は、かつて高遠と礼兎が暮らしていた施設に程近かった。

 そのことで初めて、二人の事情を知った響は、自分がまだまだきょうだいについて知らないことが多いと自覚する。でもそれは、新たに知ることが多いという意味で、楽しいことだ。
 だが、社会の多くの人は彼らの生き方を奇異なものとして評価する。そして彼らに同情を寄せる自分に酔い、彼らに関わることで自己満足に浸ろうとするのだ。そんな毒牙のひとつ、浅川恒一という男が、礼兎に近づいてくる。

 今回は長男長女のエピソードのため、現在進行形というよりは既に終わったことという印象が強いかも知れない。一件は現在進行形の事象のように見えるのだが、それを解決する根幹は、遙か昔に定まっているのだ。
 でも段々、展開の幅が狭まってきている気はするな。

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ペタペタしてくる妹をどうしますか?

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

事故で両親を失ってしまった園村響が引き取られた倉須家は、長男・高遠、長女・礼兎を筆頭として、兄弟6人の誰も血がつながっていない家族が暮らす家だった。それから三ヶ月、家族の一員となった倉須響の最近の悩みは、姉妹との距離感だ。一人っ子だった響には、今の距離感が普通なのか、彼女たちに抱く感情が適切なのか、判断がつかない。
 しかし、三女・芽々子の響に対する懐き方が異常だと言うことは何となく分かる。高校生になっても兄となった響にペタペタくっついてくるのはやり過ぎだと思うのだ。そんなとき、芽々子の友人である小林香、曽我優菜、白井沢くるみの3人が家に遊びに来ることになり、響もそれに付き合わされることになったことから、響は芽々子が抱える問題と向かい合うことになる。

 久しぶりの新刊。このシリーズは藤原祐氏の他の作品とは少し趣が違っていて、例えるならば杉井光氏が10%くらい配合されている印象を受ける作品となっている。つまり、作者本来の味もありつつ、少し突出した人間関係がコミカルに、しかし重たく描かれるのだ。
 今回はリリィの暴走は少なめで、他のキャラクターに対する伏線がいくつか敷かれる。そんな準備もされつつ、芽々子という妹のあり方が存分に語られていると思う。

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