サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

エントリーで100名様に1000ポイントプレゼントキャンペーン ~5/31

彼女を言い負かすのはたぶん無理 みんなのレビュー

  • うれま庄司 (著), しらび (イラスト)
予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

言わなければ伝わらない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ディベート部に入部した桜井祐也は、今日も副部長・九重崎愛良とディベートをしていた。ジャッジは同じ一年の橘詩織。部長の本郷桐彦も一緒だ。ただし場所は校舎の屋上。放送設備をジャックし、ディベート内容は校内中に響き渡っている。テーマは「高校野球の女子マネージャーにドラッカーのマネジメントは不要」である。
 ディベートが終わる頃、おっとり刀で駆けつけて来たのは、桜井の担任にして学年主任の増岡だ。生徒は教師に従っていれば良いというタイプの教師である増岡には、自由奔放に振る舞うディベート部は目障り。しかも、先生様である自分をバカにしたようにからかう九重崎には、我慢がならない。

 そんな増岡の願いが天に届いたのか、誰かが吹き込んだのか、県教育委員会からのお達しで、桜井と九重崎の退学処分が職員会議に諮られることになってしまう。満面の笑みをこらえて彼らを校長の前に引き出した増岡だったが、校長の下した処分は、比較的寛大なものだった。

 最近のラノベでは珍しいパターンだと思うのだが、主人公たちの前に立ちふさがる敵は、理解のない大人の代表格としての教師だ。セカイ系の流れ以降、ラブコメも異能バトルにつながりがちなので、こういう身近にありそうなネタは貴重だと思う。近年だと「学校の階段」もこの作品と同様のテーマだった。

 それはともかく、停学3日に処せられたアイラだったが、桜井が止めるのも聞かず、停学期間中に学校に来ようとする。いくら必死に説得しても、いつものようにからかってはぐらかすアイラに、ついに桜井は怒りを爆発させてしまう。
 一方、芝原麻衣子という友人を作り、順調に世界を広げつつある橘詩織は、また新たな一歩を踏み出そうとしていた。それは桜井に新たな悩みを与えることになる。

 高校は義務ではないが、“教育”機関だ。学校教育法がいうから間違いない。では、教師は勉強だけ教えていれば良いのか?
 いや、それでは“教育”の“教”しか満たしていないだろう。腐ったミカンを切り捨てるだけで、生徒を“育”むことができないならば、教師は辞めた方が良いと思う。社会にはもっとたくさん職業があり、それを自由選択することは憲法によって保障されているのだから。

 しかし、この作品はディベートが物語の中核になれていない気もするな。ディベートじゃなくて、問題行動を起こす部活ならば何でも良いのではないだろうか?それに、部長があまりにも存在感が無さ過ぎる。存在感がある設定なのに…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

美人の先輩は口がお上手

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

過去に交通事故で負傷したため、思いっきりスポーツをやることが出来ない身体になった桜井祐也は、どこか不完全燃焼な想いを抱えて高校生活を過ごしていた。そんなとき、ディベート部副部長の九重崎愛良と出会う。絶世の美少女と呼んで良い容姿の彼女は、構内の人の集まるところでゲリラライブを敢行していた。
 部長の本郷桐彦や部員の一年生・橘詩織を相手にした彼女のディベートを聞き、そして自分自身もその論法に接してみて、何かカチリとはまるものを感じる。そこで、友人の新村希や郡山健吾の控えめな反対を押し切り、教師からにらまれているディベート部へ入部してしまった。

 しかし入部してみると、愛良の色香に翻弄され、弁舌に打ちのめされ、ディベートに魅せられつつも、自分が完全燃焼してやり切れるイメージが湧かない。そんなとき、愛良と親しいらしい三年生部員・勇人が現れ、愛良と真剣勝負するように言う。彼は愛良が打ちのめされる様を見たいのだ。

 ドラえもんはのび太の成長を阻害しているか?とか、ファーストキスが許されるのは12歳までか?とか、面白系のテーマの他に、自家用車の是非について問う様な政策系のテーマなどについてディベートをしながら、憧れの美人先輩を引き止めるために奔走する少年の成長を描いている。
 ディベートのレベル的には驚く部分はない様に思うけれど、体ではなく言葉で青春を表現しようとしう姿勢が面白いと思う。もっとも、結局、青春ぽい部分は主に行動になってしまうのだけれど。

 もう少しディベート部分がエキサイティングに、あっと言わせるほどの納得感があるものになれば、もっと良いと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。