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彼女を言い負かすのはたぶん無理 みんなのレビュー

  • うれま庄司 (著), しらび (イラスト)
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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

白黒のつかない気持ち

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

九重崎愛良の発案で縦浜高校ディベート部は合宿に行くことになった。合宿先は山か海か。一応ディベートをしてはみるけれど、桜井祐也が愛良の意見に流されてしまうことに変わりはない。
 九重崎勇人を利用して借りたプライベートビーチのため、彼ら以外の海水浴客はいない、とても都合の良い場所で、普段は見ることのない少女たちの私服姿に、桜井祐也はドギマギさせられる。九重崎愛良が買い出しに行っている合間に、ビーチで水着になった橘詩織と急接近!あわやという所で芝原麻衣子が登場したため空気は壊れてしまったけれど、代わりにもっとドキドキのイベントが発生することになる。

 そして、ソフトテニス部の新村希や郡山健吾、高嶺瑞花が合宿に加わることで、桜井祐也を巡る人間関係はまた新たな局面を迎え、そこには一本気な本郷桐彦も本人の知らぬままに巻き込まれることとなる。

 これまで発生した九重崎愛良とのイベントは、彼女の性格と桜井祐也の性格もあり、どちらかと言えば寸止め気味。ところが橘詩織とのイベントは、芝原麻衣子という動因があることで、本人たちは意識することなく、かなりな所まで進んでしまった感がある。
 その空気の変化を九重崎愛良が見過ごすはずもなく、そして新村希までもが参戦するようになり、桜井祐也の心境はディベートどころではなくなっていくんじゃないだろうか。今回も、ディベートに託けて告白めいたことをしているしなあ。

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踏み出してもすれ違い

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ダメ教師・増岡を言葉で叩きのめし、ちょっとすっとした桜井祐也だったが、度重なる悪行が尾を引いて、ディベート部副部長の九重崎愛良は一週間の停学処分を受けてしまった。家で退屈している愛良にメールを送る日々を送っていた祐也だったが、同じディベート部の橘詩織から告白めいた言葉を告げられてしまう。
 慌てふためいてとにかく愛良への気持ちを吐露しようとする祐也だったが、詩織はそれを察し、告白をごまかしてなかったことにしてしまう。本当は気づいているはずなのに、気づかなかったことにしてそのごまかしを受け入れる桜井の前に、今度は生徒会長の駒田信が、部長の本郷桐彦の不在を突いて現れた。

 その生徒会長が持ち出してきたのは、生徒総会でディベート部の存続を議題に挙げること。そのプレゼンテーションとして、生徒総会でディベート部の是非を問うディベートを行おうという。頼みの綱の部長は何やら用があるらしく、桜井と橘の一年生コンビがエントリーすることになるのだが、橘の人見知りは激しく、それには根深い理由があるようで…。

 今回のネタにするメジャー作品は「僕は友達が少ない」だ。そして桜井も、まるであの主人公のように、同じ部活の美少女たちから同時に好きになられるという壮挙を成し遂げる。だがやはり、あの主人公と同じように、そのことに気付かない。だって、クラスメイトの新村希のことにも気づいてないもんな。
 だが、橘には芝原麻衣子という、おせっかいな友達がいるおかげと、アイラが停学中という環境要因もあり、表面的には橘と桜井の仲は深まっていくようにも見える。だがそれは、究極的にはすれ違いでもあるのだ。そのすれ違いをどうやって交差させるか、それをなすのが勇気ということになる。

 新キャラとして生徒会長の手綱を握る副会長・白姫由紀も登場するが、果たして彼女はこれからもストーリーに絡んでくるのだろうか?

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言わなければ伝わらない

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ディベート部に入部した桜井祐也は、今日も副部長・九重崎愛良とディベートをしていた。ジャッジは同じ一年の橘詩織。部長の本郷桐彦も一緒だ。ただし場所は校舎の屋上。放送設備をジャックし、ディベート内容は校内中に響き渡っている。テーマは「高校野球の女子マネージャーにドラッカーのマネジメントは不要」である。
 ディベートが終わる頃、おっとり刀で駆けつけて来たのは、桜井の担任にして学年主任の増岡だ。生徒は教師に従っていれば良いというタイプの教師である増岡には、自由奔放に振る舞うディベート部は目障り。しかも、先生様である自分をバカにしたようにからかう九重崎には、我慢がならない。

 そんな増岡の願いが天に届いたのか、誰かが吹き込んだのか、県教育委員会からのお達しで、桜井と九重崎の退学処分が職員会議に諮られることになってしまう。満面の笑みをこらえて彼らを校長の前に引き出した増岡だったが、校長の下した処分は、比較的寛大なものだった。

 最近のラノベでは珍しいパターンだと思うのだが、主人公たちの前に立ちふさがる敵は、理解のない大人の代表格としての教師だ。セカイ系の流れ以降、ラブコメも異能バトルにつながりがちなので、こういう身近にありそうなネタは貴重だと思う。近年だと「学校の階段」もこの作品と同様のテーマだった。

 それはともかく、停学3日に処せられたアイラだったが、桜井が止めるのも聞かず、停学期間中に学校に来ようとする。いくら必死に説得しても、いつものようにからかってはぐらかすアイラに、ついに桜井は怒りを爆発させてしまう。
 一方、芝原麻衣子という友人を作り、順調に世界を広げつつある橘詩織は、また新たな一歩を踏み出そうとしていた。それは桜井に新たな悩みを与えることになる。

 高校は義務ではないが、“教育”機関だ。学校教育法がいうから間違いない。では、教師は勉強だけ教えていれば良いのか?
 いや、それでは“教育”の“教”しか満たしていないだろう。腐ったミカンを切り捨てるだけで、生徒を“育”むことができないならば、教師は辞めた方が良いと思う。社会にはもっとたくさん職業があり、それを自由選択することは憲法によって保障されているのだから。

 しかし、この作品はディベートが物語の中核になれていない気もするな。ディベートじゃなくて、問題行動を起こす部活ならば何でも良いのではないだろうか?それに、部長があまりにも存在感が無さ過ぎる。存在感がある設定なのに…。

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美人の先輩は口がお上手

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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

過去に交通事故で負傷したため、思いっきりスポーツをやることが出来ない身体になった桜井祐也は、どこか不完全燃焼な想いを抱えて高校生活を過ごしていた。そんなとき、ディベート部副部長の九重崎愛良と出会う。絶世の美少女と呼んで良い容姿の彼女は、構内の人の集まるところでゲリラライブを敢行していた。
 部長の本郷桐彦や部員の一年生・橘詩織を相手にした彼女のディベートを聞き、そして自分自身もその論法に接してみて、何かカチリとはまるものを感じる。そこで、友人の新村希や郡山健吾の控えめな反対を押し切り、教師からにらまれているディベート部へ入部してしまった。

 しかし入部してみると、愛良の色香に翻弄され、弁舌に打ちのめされ、ディベートに魅せられつつも、自分が完全燃焼してやり切れるイメージが湧かない。そんなとき、愛良と親しいらしい三年生部員・勇人が現れ、愛良と真剣勝負するように言う。彼は愛良が打ちのめされる様を見たいのだ。

 ドラえもんはのび太の成長を阻害しているか?とか、ファーストキスが許されるのは12歳までか?とか、面白系のテーマの他に、自家用車の是非について問う様な政策系のテーマなどについてディベートをしながら、憧れの美人先輩を引き止めるために奔走する少年の成長を描いている。
 ディベートのレベル的には驚く部分はない様に思うけれど、体ではなく言葉で青春を表現しようとしう姿勢が面白いと思う。もっとも、結局、青春ぽい部分は主に行動になってしまうのだけれど。

 もう少しディベート部分がエキサイティングに、あっと言わせるほどの納得感があるものになれば、もっと良いと思う。

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