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その雪と血を みんなのレビュー

  • ジョー・ネスボ, 鈴木 恵
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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本その雪と血を

2017/04/13 11:06

現実か物語か

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かった。
昔観た映画「○ック、○トック○トゥー・ス○ーキング・○レルズ」
(テンポが良くて面白い映画)と良く似た雰囲気があり、
序盤はイマイチだが、段々とテンポが良くなり、読みやすく、思わず一気読み。
読み終わった後には、2転3転する本作にどこまでが本当で、
どこからが主人公が作った物語なのだろうかと想像するのが楽しく、
何度でも読める作品だと思う。
何度か登場したハイエナのシーンも作品を引き締め、最高。

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紙の本

紙の本その雪と血を

2018/05/01 03:01

ノルウェーのパルプノワール

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

思ったより超薄かった!でもそんな軽い世界ではなかったんだけど。
主人公のオーラヴ・ヨハンセンは殺し屋。今回ボスから依頼された仕事は、ボスの妻コリナを始末すること。いつも通りの仕事として片づけるつもりだったオーラブだが、コリナの姿を一目見た途端に恋に落ちてしまう。
ボスの命令に背けば消されてしまう、しかし愛する女を殺すことはできない。オーラブが下した決断によって、結果的に血で血を洗う様な出来事に・・・という話。
オーラブの、武骨で無知を自任する繊細さ。『レオン』を更に不器用にして衝動的になった感じというか・・・登場から、もう、「こんな人、長生きできないですよ」という看板を背負った佇まいで、もう最初の数ページでひきこまれた しかもオーラブにはコリナと出会う前にちょっとしたことで手助けした聾唖の女性・マリアという存在もいるのである。
ボスのライバル《漁師》やその手下たちなど、登場人物が少ないのにもびっくりだ。

60年代ぐらいの雰囲気を漂わせるけど、実際の設定は1977年12月。
ジム・トンプソンっぽいから60年代を連想したのかしら。 そもそも私の時代認識が間違っているのかも。
一人称だからかもしれないけれど、<ハリー・ホーレ>シリーズと全然雰囲気が違う。同じ作者が書いたのか、というくらい文体からして違っていて、これは時代とかのせいでもなくて作者が全部意図したもの。つまり、ジョー・ネスボは引き出しをいっぱい持っている作家だということ。この文体、好きだわ。
雪といえば私のイメージは佐々木丸美なのだが(自分自身がイメージを形成する時期に佐々木丸美を読んでしまったせいなのだけれど)、北欧ミステリには寒さの描写は数あれど、雪そのものの描写は意外にあっさりしているというか、そんなに印象に残ってなかったりする(そこにあるのが当たり前だからかもしれない)。
でもこれは、その雪に血が滴って王のローブのようになる、という一言で雪の白さと血液を包括してしまう結晶の冷たさをあらわしてしまっていて、ちょっとぞくぞくする。

物語的には非常にありきたりなんですが(アメリカのギャング構想的な銃撃戦がノルウェーで起こる、と考えれば新鮮だけど)、終わり方が不意を突かれるほど美しくて、うっかり涙がこぼれそうになってしまった。
そこをわざわざクリスマスと絡めるなんて・・・クリスチャン?
それとも、イメージとしてのクリスマスを利用することで世界中の人に読ませようという戦略?
ジョー・ネスボは実にイノセントな策略家だ。

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