甘い水 みんなのレビュー
- かわい有美子, 北上れん
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甘い水 2
2012/07/08 01:11
甘い水その2
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回のお話は遠藤の心の機微がとても細やかに表現されていました。
あいかわらず口は悪いですが、その口の悪さの中にも神宮寺への照れ隠しだったり愛情だったり、
遠藤ってかわいいんだぁと思ってしまうくらいとても人間らしくなりましたね。
神宮寺も口下手なのはかわりませんが朴訥だからこそ、遠藤をさりげなく深い愛情を持って包んであげられるんだなぁと。
「甘さの在所」のラストシーンにはホロリとしました。
なんだかとっても素敵な読後感。読んでよかった、と思える作品です。
あ、タイトルの「甘い水」の謎も分かりました。なんだか深いですねぇ。
それから北上さんの表紙イラストもとっても素敵です。
アサルトスーツ、いやぁ萌えますね。
しばらく眺めてしまいました(笑い)。
2022/08/28 15:42
物語結末への壮大な前振りとしての1冊目、です
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コリラックマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは続編の『甘い水2』と一気読みしたほうがストンと落ちるお話だと思います。キャラ設定も背後設定もしっかりと作り込まれていてお話がブレないので、安定して読むことができます。
とにかく寡黙で遠藤をを一途に追いかけ続ける超モテ男の攻・神宮寺と、大学生の時にトラウマを抱えて人を愛せなくなった自覚のない受け・遠藤のお話です。さて、愛は人を救えるのか?という結構大きなテーマです。
遠藤の性格もトラウマや生育環境を考えれば納得だし、神宮寺は口ベタだけど言うべきことは言うし、言葉よりも背中と行動で語るタイプなので、そこが遠藤を動かすポイントではないかと。
そして、もともと誤解から超仲の悪かった(遠藤が一方的に神宮寺を嫌っていた?)二人の間を大きく動かす言葉と事件がこの巻で起こります。そしてそれは遠藤の心に深く刺さっていくので、その辺もポイントです。
篠口がホントに嫌な感じに見えたりするんですが、よく考えたら一年かけて遠藤を口説き落としている最中に神宮寺が現れてしまったので、そこは同情はできるかも。遠藤が最終的にどっちの手をとるのか!?という所も見所だと思います。
タイトル『甘い水』の理由は2で語られるのでそこは通して読んで頂いたほうがいいと思いますが、個人的には神宮寺の『遠藤への愛情』の深さにやられました。SATの第一制圧班班長なんて、警察でも花形中の花形ポジションなのに、遠藤を追いかけるためにあっさり捨てちゃう神宮寺の潔さも好きです。
久しぶりに何度も読み返したいお話に巡り会いました。
甘い水
2016/01/10 20:13
平河寮シリーズ最高傑作!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニコちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャラ設定がものすごく練ってある。
主人公の遠藤さんみたいなキャラは、なかなか他に無いなーと思います。
かわい先生の警察ものは、受けがなよなよしていなくて
ほんと男前。かっこいい。ひと蹴りで相手をぶちのめす強さなんて、
もうカッコよすぎる。
一途に遠藤さんを思う神宮寺さんのカッコよさにも惚れます。
SITのお仕事の様子もきちんと描かれていて、読み応えあります。
電子で買ったのですが、紙媒体も欲しいと思うほど大好きな作品です。
2022/08/28 16:16
愛を知らない遠藤が、神宮寺という愛を知るお話の完結編
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コリラックマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
トラウマなんて軽い言葉では語れない凄惨な過去を抱える受け・遠藤を、どこまでも不器用だけれど深い愛情で包もうとする攻・神宮寺のお話、完結編です。読み終えたらとても胸が温かくなります。
距離の縮まった二人から始まりますが、自分の気持ちを掴みきれない遠藤が結構グラグラする割には、しっかり神宮寺の存在を大事にしている感は伝わってくるので、『素直になれ、遠藤!』とつい力が入ります(笑)
どんなピンチな場面だろうと、遠藤と神宮寺のSAT時代から続く仕事面での絶大な信頼関係。そして、ここで言うか!という場面でも繰り返される『遠藤のお願い』という痛すぎるものを、神宮寺が惚れ切っているからこそ飲み込む姿に涙します。いや、これが篠口との最大の違いとして描かれているので、そこはじっくり読んでいただきたいです。相変わらず有言実行の神宮寺がカッコイイクライマックスです。
そして、篠口の牽制という名の嫉妬がもう怖くてたまりません……。話に冷えきった風が吹きすさぶ瞬間です。正面からケンカ売ります(笑)
でも、きっちり受けて立ったからには、負けるな神宮寺!遠藤に勝るとも劣らない負けず嫌いの真価を発揮しろ!という感じでしょうか。
心の底では愛に飢えているのであろう遠藤が、どういう結論に達してどういう所に着地するのかは、巻末まで読んだらわかります。
一つ言えることは、神宮寺のどこまでも無償で深い愛情が遠藤の魂の根幹を揺らして、ゆっくりと愛を伝え続ける懐の深さ(ほぼ同じ歳なのにな……)が、遠藤の気持ちを決めさせたポイントなのではないかということ。
篠口と神宮寺の違いは、遠藤の痛みの部分までスッポリと抱きしめて包むことが出来るかどうかだったと思います。同じ傷を舐め合うよりも、愛情に守られたかった遠藤の気持ちが痛い。
愛を知らない遠藤が愛を知る瞬間がとても印象的なお話です。
甘い水 2
2016/01/17 21:36
やっぱり好きだなぁ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うさこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度も読み返したくなり、折に触れ読み返す作品。
遠藤の傷付いたなんて軽い言葉では言い表せないくらいの心を、神宮寺が不器用に優しく包んでいきます。
かわいさんの作品に描かれる男性は、仕事にプライドを持っているところが魅力的です。
傷つきながら前に進んだりする姿にぐっときます。
そんな二人の心の結び付きからのラブが素敵です。
前作から更に結び付きが深まる今作。
通して読むのをおすすめします。
まだまだ二人を見たいなー。
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