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Fly me to the Moon みんなのレビュー

  • 雪代鞠絵 (著)
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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

ただ、好きで好きで

19人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maruma - この投稿者のレビュー一覧を見る

本を読むこと、ごはんを食べること。
私の土台になっている、とても大切な時間。

両方ともひとりでも出来ること。
でも、本を読んだ後に感想を話し合ったり
ごはんを食べる時に心許せるひととあれこれ話しあったりできたら
楽しさはきっと何倍にもなる。


両親を事故で亡くした小川悠(はるか)は高校に進学せず
コンビニエンスストアでアルバイトをしながらひとりで暮らしている。

しんどい時、悲しいことがあった時
悠は甘いお菓子に手を伸ばす。

それはキャンディや一口サイズのチョコレート、クッキー。


そうやって気持ちを満たしてきた悠に変化が訪れる。
満月の夜、月に見惚れているうちに車道にはみ出して歩いてしまい
悠は車に轢かれそうになる。

その車を運転していたのは弁護士の浅羽涼生。
おわびに、と強引に車に乗せられ連れていかれたのはラーメン屋。

それ以来、二人は金曜日に待ち合わせて夕食を食べに行くようになる。

料亭でのおせち料理、焼肉、ふぐ、窯で焼くピザ。

緊張して殆ど口をきけなかった悠に浅羽は鷹揚で優しかった。
おいしいものを食べる時間を共にするうちに悠は心を開いていく。


小さなチョコレート。
鮭とおかかのおにぎり、チーズ風味のスナック菓子、
チョコクリームが挟まったパン、キャラメルと蜂蜜色のキャンディ。

いつも御馳走になりっぱなしの浅羽に悠がバイト代から選んだ好きなもの。

それはとてもささやかなものばかり。
でも、気持ちのいっぱい詰まった贈り物。


一人の時、二人の時。
食べる描写に気持ちがあふれている。

この二人は仕事も年齢も全然違うので、普段の生活も重ならない。
重ならないからこそ、二人だけで過ごす時間の描写が繰り返されていく。

余計なものが殆ど混ざらないお話。
だからこそ、本の世界に浸れるのかもしれない。


このお話を好き過ぎて、ちゃんと表現できたか少々不安だったりする。
だから、本を読んで二人に出会ってもらえたら・・・と切実に思うのだ。

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電子書籍

電子書籍Fly me to the Moon

2013/11/21 20:35

甘いもの

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

悲しく辛いときに甘い小さなお菓子を大事に食べる…ささやかすぎるけど彼には最高の慰め。小さな子供のようだけどなんだか分かる気がする。おかしの描写が綺麗でキラキラした文章に癒されました。これを読んで以来、わたしもポッケに飴玉を仕込むようになりました。

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電子書籍

電子書籍Fly me to the Moon

2023/05/21 01:17

久々に涙しながら読んでしまった…

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コリラックマ - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても綺麗で、でも切なくて、本気で涙しながら読みました。

悠は両親を亡くして天涯孤独の身の上。そんな悠と出逢った弁護士の浅羽。
2人が静かに愛を育んでいく中で因縁というか、昔浅羽がした事と悠が密かに繋がっていて、それが浅羽にブレーキをかけて、2人がすれ違っていくお話でした。
悠がとにかく純真で素直でいい子なので、読みながら「私は汚れてるわ…」と思い返したりしてしまうくらいなのですが、浅羽もそんな悠に骨抜きにされてます。幸せになってほしいと切に思うくらい綺麗な心。
悠の、寂しいと甘いものを食べる…という行動がとても切なくて、お話を通して「月」が要所要所で凛とした透明感を醸し出す素敵なお話でした。

「私を月に連れて行って」と「月」がキーワード。

キュンキュンしながら読むと、心が洗われると思います。

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