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「座る」鉄道のサービス みんなのレビュー

  • 佐藤正樹
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みんなのレビュー1件

みんなの評価3.6

評価内訳

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紙の本

鉄道の座席はコストと並んで重要であり、鉄道関係者は本書で研究して欲しい。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

鉄道シリーズで「座る」をテーマにした新書である。前回はグリーン車に焦点を当てた新書であった。鉄道の座席とは面白いところに目を付けたものである。座席と一言で言っても列車、電車など目的が異なるので、当然座席も異なっている。通勤電車は乗車時間が僅かな場合が多いので、座席に費用を掛けているようには見えない。

 そこへ行くと長距離列車は長時間の乗車に耐えるように造られているはずである。本書では、まず座席の変遷をトピックスを連ねて記述している。次が座席指定の場合の予約システムの歴史である。国鉄のマルスが有名であるが、そのマルスの歴史であるといっても良い。

 次が自由席の着席サービスについて述べている。今ではあまり見られないが、昔の東京駅、上野駅の地下通路や広場では、翌日の自由席に座ろうと考える人々の長蛇の列を見ることができた。ロープにかかっている札の前に列を作って順番を待つのである。当然、乗車時間がより待つ時間の方が長い。難行苦行の座席獲得戦であった。

 最後がボックスシートに関する話題である。ボックスシート、すなわちクロスシートである。正確に言えばボックス型のクロスシートのことである。背板が垂直に立っているので、座り心地は最低であるが、旅行気分を味わえる座席である。最後の最後が座席周辺の小物である。網棚、天井に付けられた読書灯、テーブル、灰皿などのことである。

 新幹線が運転され、普及するにつれて多様な座席が用意されるようになった。一方で、在来線の特急は古いままで改修もされず、汚れも老朽化もひどく、手が付けられていないようだ。国鉄から民営化されてここでテーマとなっている座席についてはすっかりないがしろにされている、

 本書では通勤電車についてほとんど触れられていないが、通勤は乗車時間が短いせいか、座席のクッションがきわめてお粗末になっている。地下鉄との乗り入れ運転が流行りだしていて、運転距離は長距離化してきている。これを乗り通す人は少ないとは思うのだが、煎餅のように固く、クッションは無いに等しい車両も多い。コストだけを考えて、乗客の身になっていない鉄道会社が増えている。

 本書の著者は北海道で育ったようで、前著同様北海道のJRネタが多い。これは北海道育ちの人以外はわからないであろう。例を出す際には少し工夫をして欲しいところである。鉄道関係者は本書を読んで座席の座り心地などについて真剣に学んで欲しい、客から見放されないうちに。

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