ワールド エンド ライツ みんなのレビュー
- 花房牧生, 植田亮
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紙の本ワールドエンドライツ 4
2011/03/06 15:28
金髪の魔女のたくらみ
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
Walpurgis Nightsのラストダンジョンとなる不滅なる双王の塔がついに地表へと降りた。ユウマ、オリエ、ユキナ、ナツキ、エンジをメンバーとするギルドDawn Bringersは、3本のワールドエンドライツを携えて塔の前へ立つ。そこにいたのは2つのギルド獅子団と緋色十字団、そして彼らが救出した3人の王だった。
ノーザンライツが最終レベルに到達する時、金髪の魔女の真の目的が明らかになる。そして、ゲームの作者三輪薫の意外な正体、Walpurgis Nightsに仕組まれた秘密とは何か。
一応ひとまずの完という感じ。続編があるかどうかはよくわからない。2~3巻くらいから急いでたたみに来た印象があるので、もう少しじっくり描いて欲しかった気持ちもある。もし続編があるなら、主人公以外にもう一人くらい落ち着いたキャラクター、特に敵キャラがいても面白いかも知れないと思う。主人公パーティは全体的におっちょこちょいで騒がしめなので。
紙の本ワールドエンドライツ
2010/04/04 18:28
仮想世界で頑張る理由
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
バス事故で行方不明になった妹がMMORPG内にいるという噂を聞いた如月優馬は、そのゲーム"Walpurgis Nights"のプレイヤーとなる。ログイン直後の彼の前に現れたのは、ラスボスであるはずの三人の魔女であり、その一人は彼の妹にそっくりだった。しかし、彼女は彼の呼びかけに答えることなく、代わりに彼に与えられたのは、謝罪の言葉と呪われた魔女狩りの魔剣ノーザンライツ。
再びあの魔女に問いただすため、魔剣を手に、未到の魔女の居城を目指すユウマ。そんなある日、偶然オリエという女性プレイヤーと知り合い、何となく一緒に行動するようになる。
ゲーム内の物語がメインなのだけれど、ゲームに至るまでの、おっちょこちょい会社員の篠田遙香との出会いや、幼なじみの工藤由希奈との関係、オリエこと綺堂織絵との現実世界での意外な接点など、現実世界における、主人公とヒロインたちのやりとりが意外に多いことに気づく。
このタイプの物語を成立させるためには、読者が抱くであろういくつかの疑問に回答を提示する必要があると思う。現実サイドで言えば、(1) なぜゲーム内に留まり続けるのか? (2) ゲームばかりやっていて誰かに止められたりしないのか?等の疑問があるだろう。ゲームサイドでも、(3) 主人公を主人公たらしめる能力の付与と、他プレイヤーとのゲームバランスをどうするのか? (4) 主人公と行動を共にするプレイヤーは、どうして同行するのか?等の疑問があると思う。本作品における(1)への回答は妹を見つけるための手がかりがゲーム内にあるからだし、(3)への回答はノーザンライツとその呪いだろう。
また、今回はゲームに至るまでの経緯説明部分があるため仕方ないのかもしれないが、ユウマとオリエ、クエストをおこすのが得意なリョータ、そして魔女たち以外には、ほとんど他のプレイヤーが登場しない。だからゲーム内での人間関係が今の所とてもシンプルで、「MMO」という部分があまり生かされていない気がする。
このような論点から考えると、比較的、仮想世界よりも現実世界に軸足を置いた、仮想世界における物語かもしれない。展開的には次巻へ続く。
紙の本ワールドエンドライツ 3
2010/09/30 10:12
引き寄せられる兄と妹
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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ユウマの代わりに金髪の魔女の罠にはまった青い髪の魔女は、閉ざされた百年迷宮に落とされる。
その頃、ギルドを結成したユウマやオリエたちは、新たにゲームに参加することになったユキナを加え、リョータが持ってきた情報に基づきワールドエンドライツを求めて古城ガゼルレッダ攻略のクエストに挑んでいた。
一方、魔女の側も想定外の行動にあわてていた。プレイヤーたちの動きが活発になり、最後のクエストに至るためのキーとなる、封印された王たちの解放が間近に迫る中、黒髪の魔女は金髪の魔女の不審な行動に気づく。そしてそれは、如月優馬とその妹の蓮に大きく関係していた。
いよいよ物語も終結に向かいだした感じ。順調に集まるワールドエンドライツと、その他のプレイヤーたちの活躍によって、魔女たちとの対決の場は整いつつある。そんな中で起きる魔女間の対立…。
もう少し余裕があれば、その他のプレイヤーたちの動きなども描かれれば良かった気もした。
紙の本ワールドエンドライツ 2
2010/05/29 16:47
導くように試練を与え続ける金髪の魔女
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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優馬の妹である連の行方の手がかりを求め、ヴァルプルギス・ナイツの世界を旅するユウマとオリエの前に、金髪の魔女に差し向けられた敵が現れ、ユウマに呪いをかけて去っていく。再び現れた青髪の魔女を人質として。
呪いのせいでゲーム内の活動時間が制限されたユウマの代わりに敵拠点の調査をするリョータは、二人の魔法使いに窮地を救われる。
一方、現実世界で仲間の連絡を待つしかない優馬は、由希菜にゲーム内の秘密を打ち明けていた。
ゲーム内で構築された人間関係が現実世界にも引き継がれ、元々の関係性に影響を与える。そしてその結果は、次の展開につながっていく。
ユウマたちを導くように試練を与え続ける金髪の魔女の目論見はどこにあるのか?だが、特殊属性でレベルが上がらないユウマを主人公としているにも拘らず、一歩一歩レベル上げをするかのような展開は何か齟齬があり、少しかったるい気がしなくもない。
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