アテネ色の旅物語 みんなのレビュー
- 近藤まさたろ
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紙の本アテネ色の旅物語
2004/08/18 23:20
旅人に導かれる「アテネ色」の時
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投稿者:maa_o2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アテネ色」と聞いて何を連想しますか?
たぶん美しい海の蒼と白い建物、あるいはアクロポリスのような大地にそびえる遺跡の色、といったところだろうか。
この本に出会うまでは私もそういうイメージが強かった。
むしろ遺跡よりも大地の濃い茶色の中に映える真っ白な家並みと、その後ろに広がる海の蒼さにとてもとても魅かれていた。
しかしそれはそこで住む人々とその営みを知ることのない、まったくの“景色”にしか過ぎなかったのだ。
著者とともに進む旅は、そこに住むギリシアの人々との出会いの旅である。著者自身まえがきで宣言された通り、旅先で出会う人々の魅力があってこその“旅”であり、ギリシアの「色」を感じるのだ。
同じギリシアの中でも場所によっての特「色」がある。
でもやっぱりギリシアの人ってどこでもがんこで人懐っこい。自然がくれる豊かな時間を自分のものにしている、たふで感性豊かな人たちだ。私が感じた「アテネの色」は真っ白の中に花開く明るいピンクと青。そんな風に楽しんで読み進めることができた。
なんともつたない表現で、お伝えできないもどかしさ。
これはもうぜひご自分で実感してもらうしかないだろう。
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