潰れない生き方 みんなのレビュー
- 高橋克徳(著)
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潰れない生き方
2009/09/12 15:22
「潰れてしまいそうになっている」人たちへの、心からのメッセージ
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベストセラー「不機嫌な職場 」の共著者による、自分を潰してしまわない生き方の指南書。
本書のメッセージの主な宛先は、職場で「潰れてしまいそうになっている」人たち、「追い込まれている、追い込まれそうだ」と感じている人たち、「不機嫌な職場」の中で「自分から良い感情を配る」と書かれているのだが、自分自身に良い感情がないと思っている人たちだ。
そういった人たちに対して、本書の一番のメッセージは「あきらめないこと」。そして、小さなことでも喜んだり自分を褒めたりすることから始めよう、ということ。「今日も朝起きられた」でもいいのだ。そして少しずつ前に進むためのステップも書かれている。
読み進めていて「これは微妙なバランスの上に立つ本だなぁ」と思った。幸いにして、私は身動きできないほどにまで追い込まれたことはないが、「潰れてしまいそう」な人が、非常にデリケートな心理にあることは想像できる。励ましの言葉が傷つけてしまうことだってあり得る。
そして、本書が発する前向きなメッセージに、重荷を感じる人がいるのではないかと心配になったのだ。本書で救われる人もいれば、さらに追い込まれる人もいるかもしれない。まさに「微妙なバランス」なのだ。
しかしこのことは、著者も充分に意識されているようで、何か所かに書かれた「もうダメだという時には、精神的・物理的に距離を置く、つまり「逃げる」ことです」という、緊急避難路が用意されている。
さらにこの心配は、本書を最後まで読めばかなり解消される。心の問題はメッセージをの送り手と受け手の間の信頼が大事だ。本書に対する著者の姿勢が書かれた「あとがき」を読めば、本書には著者の心からのメッセージが込められていることがわかり、信頼感も生まれるに違いない。
本書の途中で心が折れてしまうようなことがあってはいけない。何よりも先に「あとがき」をまず読んで欲しい。
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