猫と呑み助 東京「猫呑み」のススメ みんなのレビュー
- はるやま ひろぶみ
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2018/08/28 12:16
呑み助向けの猫本
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投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のはるやまひろぶみさんと、呑み助の「ノウミさん」が都内のあちこちのお店で飲んで、お店の猫と触れ合っているお店紹介系エッセイ集。「お店紹介」というより「お店と猫の関係の紹介」といったほうが的確かな、という部分もあります。本文は、表紙から想像した以上に「呑み助」成分が高かったです(笑)。
第1章「居酒屋猫呑み」で紹介されている店舗は沖縄料理や台湾料理のお店が多いですが、第2章「食べ猫呑み」、第3章「バー猫呑み」はエスニックな感じはしないので、エスニック苦手な人でもよいガイド本になるのでは。
表紙の一枚のように猫ちゃんを大きくとらえた写真もよいのですが、お店の中のお客さんたちと猫ちゃんの写真がよいです。写真の点数が多いのもよいです。小さい写真は「もっと大きくして見せてほしいな」と思いますが、そのちびりちびり感もまた乙なもの。猫をよく見たければ実際に店に足を運べということでしょう。
紹介されている猫ちゃんたちは野良猫出身の子たちが多く、それがまた街に溶け込んでいてとてもよいです。うちの最寄り駅の駅前商店街にある昔ながらの定食屋さんにも三毛ちゃんがいますが、ある程度古くからある住宅街にはこういう感じのお店は案外多いんでしょうね。「ブーム」に飲み込まれずに続いていってほしいものです。
中央線・総武線と谷中・上野が多いという読後感ですが、それ以外の場所も含まれています。一軒一軒のお店の成り立ちの説明や空気感の描写が優れていて、2017年時点での東京の記録として、10年後くらいに読み返すとまた感慨深そうな1冊です。
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