1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術 みんなのレビュー
- 渡邊康弘
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
2017/06/13 19:12
マップ作成は面白そう
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のい - この投稿者のレビュー一覧を見る
論理のあやしいものに拒否感を示しがちな人や、自己暗示をかけるプロセスに吐き気を催すタイプの人にはおすすめしません。本書には、手に本を持っただけでその本が自分にとってよいものかどうかわかるという主旨の記述があります。また、1分間ぱらぱらとめくるだけで本の何かしらのエネルギーだか内容だかを無意識に受け取ったという感覚を強調する部分もあります。
そういった「ちょっとこれはいやだなあ」という部分を度外視した上でいえば、筆者の提唱するレゾナンス・リーディングの手法は面白いと感じました。
1字1句丁寧に読まねばならない、1回読んだだけで理解しなければならないという思い込みを、行動の部分から打破する方法です。そして、読んだ内容を曲線を用いてかなり主観的にまとめあげることで、能動的な読書が実現します。
多くの読書法で推奨される「目次を先に読む」という方法に否定的なのも、レゾナンス・リーディングの特徴です。目次を先に読んではいけないのは、目次によってバイアスが生まれてしまうから。一理あると思いました。
ただ、マップを作成する段階で著者からのメッセージ等を想像で書くこと、それは慣れないと正確さが決して高くはないことなどの記述を見ると、これもこれで読み手としてバイアスをつくっているのでは、という気がします。
読者や実践者から寄せられたレビューの中には研究者の声もあり、完璧を目指して遅遅として進まない論文作成を進める秘訣のように言われていました。そのため、論文作成に行き詰まっている自分としては、わらをもつかむ思いで試してみようかという気持ちです。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |