アサギをよぶ声 みんなのレビュー
- 作:森川成美, 絵:スカイエマ
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電子書籍アサギをよぶ声 そして時は来た
2024/03/07 12:18
ジブリの絵で想像しました
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「新たな旅立ち」と続けて読む事をおすすめします。
シリーズ最終巻。
とが村が他の村を襲撃しようとしている。囚われの身となったハヤから「村を救え」と言われたアサギ。
迷い怯えながら行動するアサギだったが…。
主人公のアサギは特に勇敢というわけでもなく、弓こそうまいものの、
戦からは逃げ出したいという気持ちを持つごく普通の女の子に見えます。
この巻もですが、猿(父?)の助けが無ければ、とが村の来襲を防ぐ事は出来なかったでしょう。
それでも、1、2巻目に比べてかなりの精神的な成長が見られます。
イラストを見ても12歳には見えません。
イブキとやり取りしている絵は14歳くらいに見えました。
1巻からこの最終巻までの間にそんなに年数は経ってないと思っていましたが、どうなんでしょうか。
ちなみに、私は主人公のアサギよりナータが魅力的に見えました。
善でも悪でもない、その時々で自分が生き残る事だけ考えているしたたかな彼女は、
何を考えているのか分からなくて不思議な存在でした。
ジブリの絵でアニメ化してくれないかなと思います。内容は変えずに。
少し気になったのは、アサギやイサの話し方がその時々で変わっていた事です。
アサギは終盤女の子っぽい話し方になっていたので、ちょっと違和感を覚えました。
他にも川をどうやって堰き止めたのかとか、ヒコの願いはどうなったのかと多少のツッコミどころはありつつも面白い物語でした。
子孫編があるようなので読んでみたいと思います。
紙の本アサギをよぶ声 1
2024/02/29 22:39
面白かった
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
おそらく縄文時代が舞台?
「村」に母とふたりで住んでいる12才の少女アサギ。
村ではとれた食べ物は個人のものではなく、「皆のもの」となり、家族や戦士の人数に応じて配られる(社会主義?)。
アサギ達親子は最低限の食べ物は割り当てられてはいたが、
他の村人からは避けられながら暮らしていた。
貧しい暮らしに疲れた母から「お前が戦士だったら」とこぼされる事に鬱屈を感じていたアサギは、
ある時村の戦士ハヤに「女は戦士になれないのか」と聞くが…。
主人公が村人に辛く当たられる話なら読むのキツイなぁと思っていたのですが、
ハヤを始めイブキなど、味方してくれる人もいて良かった。
何故アサギ達母子は半ば村八分のような扱いなのか?その理由が分かるくだりが面白く読めました。
ただアサギの父親の亡くなり方は、児童書だからかサラッと書いていたけれど、
つまり暴徒化した村人達による私刑だったということで、これは映像でイメージするとすごく怖いなと思いました。
現在でもあり得る話です。
ハヤの師サカの言葉「かけた努力にこだわるな」は自分にもグサっときた含蓄ある言葉でした。
続編があり、きっと「とが村」がまた関わってきそうな感じですが読んでみたいと思います。
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