稀色の仮面後宮 みんなのレビュー
- 松藤かるり(著者), Nardack(イラスト)
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2024/04/29 00:55
想定よりも上手くまとまって終わった気がする
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
六賢の一人の裏切りにより不死帝を演じていた海真が負傷し、劉帆が代わりを務めることになってまた珠蘭と劉帆は会えない日が増えていた。
市井では不死帝への不信感が芽生え、二人目の不死帝が現れる。
そんな最中に珠蘭は攫われ、救世の乙女として祀り上げられてしまう。
後宮の外に出て民とも言葉を交わしたことで、珠蘭と劉帆は不死帝を終わらせることを決意する。怒濤の最終巻。
他国の関与やら内通やら波乱なまま終わった前巻から不穏展開は予想していたけど、最後の一冊で見事に不死帝を終わらせて完結させたのは思ってたより上手かったと思う。
残念ながら最初から好きになれなかった珠蘭の兄海真は最後まで挽回ならずだったけど、ヒーローの劉帆の方はちゃんとヒーローしてて良かった。
珠蘭も猪突猛進気味で、抜群の記憶力で謎を解き明かす探偵役だけでなく、事件に巻き込まれたり首突っ込んだりといった行動力で失敗も成功もあって、主人公として成長が見られて良かった。
本当に海真以外は成長が見られる作品で、当初期待していたよりも上手くまとまった話だった気がする。
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