Fate/Grand Order コミックアラカルト PLUS! みんなのレビュー
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Fate/Grand OrderコミックアラカルトPLUS! SP対決編! (角川コミックス・エース)
2020/12/31 08:00
全体的にクオリティが高い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まいみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
対決をテーマにしたアンソロジーです。クイズ対決の4戦とお掃除対決の5戦以外はどれも戦闘描写ありです。カラーイラストも3pあります。
明確な決着はついていませんが、相容れない者達の対決を戦闘を交えながら描いています。
そのキャラのファンならあぁあの設定や元ネタのあれだなと分かる細やかなネタをさりげなく入れている作品が多く、ちゃんとキャラの事を考えてくれているなと好感が持てます。
4戦は戦闘こそありませんがオルタ達の掛け合いが面白く、キャラの可愛さを楽しめるシリアスなしの面白い作品です。
そして3戦と7戦は戦闘だけでなくキャラの掛け合いもそれらしくて面白く勿論作画のクオリティも高いです。
どの作品もクオリティが高いですが、6戦と最終戦は更にキャラへの読み込みが深く特に読みがいのある作品になっています。
6戦は人の死を無意味なものにしたくないサンソンと、医者として死という現象の意味に重きを置かないアスクレピオスの問答の話になっています。
絵柄が特徴的でクセが強いですが、両キャラクターの主義と本質をとても丁寧に描いています。
そして最終戦の作者は本家でキャラクターデザインも手掛けている古海鐘一先生です。
丁寧な絵と素晴らしい表現力で対決を描いており、ちょっとキャラクターが掴み辛いファントムを見事に掘り下げて彼というキャラクターを描き出しています。
幕間で絡んだジル・ド・レェをモデルとするオペラ『青ひげ公の城』をもちいた青ひげと彼の愛の対比の描写は印象的です。
彼に相対するモーツァルトは今回助演的立場ですが、彼らしく魅力的に話の進行を行っており、彼の宝具演出が彼等の勝負の最後に感慨的な余韻をもたらしています。
彼等に興味のある方には一見の価値のある作品です。
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