罪と罰 みんなのレビュー
- ドストエフスキー(原作), 岩下博美(漫画)
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紙の本罪と罰
2020/03/16 15:40
ドストエフスキーの長編傑作のマンガ版です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ロシアの文豪ドストエフスキーの傑作長編『罪と罰』をマンガ化した画期的な一冊です。内容は、頭脳明晰だけれど貧しい元大学生ラスコーリニコフが、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」、「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害し、奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせたその妹まで殺害してしまうというストーリーです。この思いがけぬ殺人に、ラスコーリニコフの罪の意識が増長し、苦悩するのですが、彼よりも惨憺たる生活を送る娼婦ソーニャの家族のためにつくす徹底された自己犠牲の生き方に心をうたれ、最後には自首してしまいます。人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズムが描かれた小説のマンガ化です。ぜひ、小説と一味も、二味も違った印象を読者に提供してくれる同書をお読みください。
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