学園ヘヴン 中嶋編 みんなのレビュー
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紙の本
紙の本学園ヘヴン 中嶋編
2007/09/14 08:51
すてきな人だと思うんですけど…
8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲーム(プレステ版)もクリアしましたし、小説版やマンガ版などもだいたいほとんど読んだような気がしますが、何に出てくるのを見ても、「中嶋さん」というキャラは、たった17歳の高校生には見えません。できすぎというか、老成しすぎというか。顔を見ずに、やっていることだけ見れば、まるで三十代か四十代のオジサンです。
もちろん、この人なりに未熟な部分を抱えていて、それが他人との不要な摩擦を生んだり、愛する人に誤解や悲しみをもたらしたりしているわけですが、本人があまりにもアプリオリに偉そうで、迷いとか揺らぎというものを全く見せないので、この人はもう変わりようもないんじゃないかと思わされてしまうのです。もはやダイナミックに変化する余地のないほど老成・硬直してしまっている人は、いくら年が若くても、見た目が王子様(?)のように素敵でも、若者とは言えません。立派なオヤジです。
実際中嶋くんという人は、いたるところにオヤジ趣味、オヤジ傾向を持っていて、せっかくの氷の美貌が台無しに感じる場面も少なからずあるのですが、こんな人でも、自分とは全く違う生き方や考え方をする人間に揺さぶられて、17歳の少年らしく、人間としての幅を広げることもあるのだなということを、このマンガは知らしめてくれました。
が、多少幅が広がっても、猛烈な独占欲とか、他人を内側になかなか入れない強烈な懐の狭さとか秘密主義とか、若干変態が入ったようなオヤジ体質等々は、なかなかダイナミックには変化しない様子なので、きっと概ねこのまま成人して、本物のオヤジになっていくのでしょう。
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