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献血ラッシュ みんなのレビュー

  • 天原ふおん
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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

いつの間にかラブラブ?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

旭とヒカトの吸血鬼ストーリーの第二巻。
ヴァレンタインをきっかけに、旭がはじめてヨミの世界に行き女王さまに会う話を先頭に、旭がより吸血鬼との共存について考えていく話。ほのぼのだけど、ちょっと残酷。でも、それがやさしくて真摯な視線で書かれている。ちょっと理屈っぽい話かもしれないけど、それがこの作品の持ち味だと思う。

びっくりしたのは、一巻に比べていきなり恋愛色が強くなったこと。母から友人、恋人へと旭の役割が変わるのは仕方ないんだけど、ここまで恋愛っぽくなると予想していなかったので驚いた。が、それはそれでおもしろく、前作よりも色っぽさもあがっていて、読んでいて楽しい♪

今回の名シーン:「…本当に高くもなく低くもなく同じ目線で見てくれるんだな。お前に会えてよかった。…その為にずっとあの場所にいた気がする」………この続きは読んでからのお楽しみ♪

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紙の本

天原ふおんの世界♪

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投稿者:くりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

現実と不思議が交じり合ったほのぼのファンタジーがこの作者の魅力☆

高校生の小畑旭が、いきなり吸血鬼ヒカトの仮親(血の提供者兼母親のようなもの)にされてしまう。はじめは嫌だった旭だけど、ヒカトが自分たちの世界を守ってくれていることを知って、だんだんと打ち解けはじめ、ヒカトを理解したいと思うようになる…というストーリー。

既刊「わたしの猫は王子様」「ミストルティンの魔法」「ゆめくいダンジョン」「カタリアツメベ探訪談」「キミはぼくらの太陽だ」の中にあった要素が、いっきに凝縮されているのが、この献血ラッシュ。ちびキャラや動物キャラがかわいいこの作者ならではの世界だ。

吸血鬼というと、はじめはとっつき難いかもしれないけど、この作品は導入部分がとてもわかりやすくて入りやすい。その上、回を重ねる事に、だんだんとヒカトの抱える事情、人間側の事情、ヨミ側(化け物側)の事情などが、好奇心を満足させるけど消化不良を起こさない程度のちょうどいい量で出てくるのも良い。一方的な視点ではなく、いろいろな立場の人が出てくるけど、みんな真摯に生きていて、悪人と呼べる人がいないのが、悪人をやっつけて終わりという安易な物語とは違うから良い。

なにより、旭のヒカトへの思いが変わっていくのが、とても自然で、こんな風に一生懸命に生きれたらいいなと思う話である。

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紙の本

アイデアがおもしろいです。

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投稿者:麻衣 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイトルを聞いただけではちょっと想像しにくい物語の内容ですが、主人公の少女が吸血鬼の少年の仮親になり、血を与え育ててゆく物語です。前半部分は少女は少年に守られるばかりなのですが、後半からは自身も吸血鬼の能力を身につけ、少年の手助けをしていきます。
 人間と吸血鬼の「種族の違い」を無理に乗り越えようとするのではなく、半ば寄り添うようにして共存してゆくたいせつさを教えてくれます。とてもあたたかくて、やさしい物語です。

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紙の本

吸血鬼のまま母

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投稿者:天鳥  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かわいらしい絵柄、ほのぼのしたキャラクター。なのに、どこか色っぽく、きゅんとせつないのが著者の魅力。

 オリジナルのモンスター(といってよいのかな?)を創作し独特の世界を作り上げるのが得意な著者が、吸血鬼という既存のモンスターをヒーローとして、なぜ日本にいるのか? どうやって暮らしているのか? など、独自の解釈を各所にみせオリジナルな世界を作り上げている。

 少し説明っぽいのは気になるが、それもどっぷり世界に浸るためだと思って読んでみよう。

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