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結界師 みんなのレビュー

  • 田辺 イエロウ
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みんなのレビュー99件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (80件)
  • 星 4 (17件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
80 件中 1 件~ 15 件を表示

一難去ってまた一難

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時音を連れて断頭島から無事に帰還することができた良守。しかし、神佑地狩りは一向に止む気配がなく、ついに次の標的として烏森の地が予言される。これを受けて裏会から派遣された氷浦蒼士は果たして敵か味方か。

 夕上と彼の姉との関係性とその結末を知ることは、時音に自らのあり方を見つめ直させる効果をもたらし、無意識に自分の保護対象とみなしていた良守を、一人の結界師として認識させたことは良守にとって望外の結果をもたらした。惜しむらくは、彼が全く気付いていないことだが…
 時音が良守と新たに築こうとしている関係性は、自分たちの使命に関してだけのものなのか、それ以外のものを含むことになるのか。しかし、しばらくはそんなことを言っていられないような情勢のようです。

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揺らぐ良守、迫り来る災い

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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 神佑地襲撃事件の黒幕が明らかになる。烏森は、外部からの圧力と内部の変化により板挟み状態の様相を呈していて、墨村良守に対する周囲の期待は徐々に増すばかり。しかし本人はそんなことを気にもせず、氷浦蒼士の心配をしている。
 裏会の総帥は何を考えて行動しているのか?四百年もの間、多くの結界師を縛り付けて来た烏森とは一体何なのか?共鳴者の役割とは何か?各人がそれぞれの思惑の中で行動することにより、そういった疑問が自然と浮かび上がってきます。
 最後は、いよいよ烏森を揺るがす大事件の幕開け。

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そこにいる理由

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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 志々尾の仇、火黒に会うために、自ら黒芒楼に捕まった良守。祖父の旧友松戸平介の助けを借りて拘束を解かれた良守は、一緒に捕まってしまった影宮を助け出すために動き出す。
 そのころ、崩れゆく城の中では、妖たちの結束も崩れ始めていた。戦いの中で明らかにされてゆく、彼らが城にいる理由。理不尽な価値観の衝突は何かを生むのか?
 そして、良守と火黒の戦いの火蓋が切って落とされる…
ただ戦いを描くのではなく、なぜ戦うのかを読者に問いかけているような作品に感じられます。

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それぞれの区切り

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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 裏会の内紛を包含した神佑地狩りという事件と、烏守の完全封印という計画、そしてそもそもの発端となった開祖・間時守の妄執が終着地点へとたどり着いた。
 現代を生きる異能使いたちも、それぞれの思惑をはらみながらも協力し、各々に課せられた役割を果たしていく。そして、結末で選び取る選択肢も様々だ。

 決着したといっても、それまであったものが全く無くなってしまうわけではない。それは見えなくなったり、分かりにくくなったり、変質したりしてしまうけれど、また別のかたちで彼らにのしかかって行く。ただ、自由度が、自分で選び取る余地が増えたというだけなのだ。
 だから、これから選び取る未来が、誰にとっての正解かは分からない。しかし自分で選んだからこそ、責任を持ってその道を進んでいく義務が残された者にはあるのだと思う。

 というわけで最終巻。苦労人はこれからも苦労しそう。最後におまけとしてキャラ総括が収録されている。

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役割を果たす人々

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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 裏会総本部のある覇久魔の地を宙心丸封印の地と定め、それぞれの役割を果たす、墨村・雪村両家の結界師たち。良守が封印場所の創造に向けて心の準備を整えるころ、時音は覇久魔の主まほらの寝所へと侵入していた。

 総帥をしとめるという役割を与えられ、実家の正統を継げなかった正守は、若干、入れ込み過ぎている模様。それでも昔よりは、多少は他人を頼るということを覚えたと信じたい。
 しかし今回彼に与えられた役割も、彼の希望を満たす結果には終わらない様だ。誰かが与えてくれた役割ではなく、自身が何を成し遂げたいかを決めた上での役割でないと、本物にはなれないということなのだろうか?

 そして、覇久魔の主を移動させるという大役を背負った時音は、無力ゆえに最強の術を携えて赴く。しかし彼女がどれだけ言葉を尽くしても、まほら様は聞く耳を持たない。
 ついに彼女の集中力が尽きかけて来たとき、彼女が心から伝えた気持ちとは何か?

 次巻を最終巻に控え、数百年にも及ぶ因縁が、一点へ向けて収束していく。その結果がもたらすものとは…最後のお楽しみだろう。

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気遣う他人の心

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

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 開祖・間時守から烏森の成り立ちと墨村・雪村に課せられた役割の真相を知らされた良守は、激しい怒りを覚える。開祖の目論見のために、烏森の地で散っていった人々と、それがもたらした悲しみの大きさを思いやったからだ。時守は、その怒りの正当性を認めた上で、良守が協力せざるを得ないように持っていく。
 一方、正守は壊滅寸前の裏会を復興させるための手段を求めて春日夜魅を頼るものの、交渉は失敗に終わってしまう。万策尽きたかに見えたとき、彼の前に現れた時守が解決のヒントを彼に与えるのだった。

 今巻では、良守と正守、それに時音がつながっている人々が彼らを気遣う様子が描かれている気がする。開祖の間時守は、宙心丸を助けるために誰も頼ることはできなかった。
 だが、今を生きる結界師の彼らは、他の誰かから心配されているし、その人たちを頼ることもできる。そういったつながりが事態を打開する鍵になるのだ、ということなのだと思う。

 いよいよ烏森の新たな封印の地も明らかになり、外内両面からの作戦が開始された。それぞれの結果が何を生むのか興味深い。

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力を求めて至る場所

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 嵐座木神社、裏会総本部と続けざまに襲撃する総帥・日永の行動に、良守は心を痛め、正守は自分の限界を痛感させられる。そして、ついに開祖・間時守の口から、烏森の地に秘められた言い伝えの真実が語られるのだった。

 正しい力のあり方を追求しようとして、強力な力の前にねじ伏せられ、うっ屈していく正守が何とも言えない。このまま転がり落ちるのか、どこかで留まることができるのか。
 また、良守の方も物語の中心へどんどん進んでいく。

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確執の始まりの物語

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 墨村良守の前に現れた男の意外な正体が明らかになる。間流や烏森とも縁の深い、その正体とは?一方、正守は裏会総帥の力の秘密に迫るため、恐るべき力を誇ったあの存在を復活させようとする。
 雪村時音が臨む修業と、彼女に課せられたお役目の秘密や、カケルの口から裏会総帥逢海日永・月永兄弟の確執の始まりの物語が明らかとなる。そして、この動きの全体をコントロールしようとする男の狙いとは…?

 これまで登場してきた強力な異能の持ち主を巻き込みながら、裏会襲撃事件をからめつつ、烏森完全封印に向けた動きが次第に明らかとなっていきます。登場人物たちがそれぞれの葛藤や目的を抱えながら、生き生きと動いていて面白いと思います。

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明らかになる道筋

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 良守たちの母である守美子の帰還により、新たな展開を迎える烏森の地。ついに、烏森の力の正体が明らかになり、完全封印に向けての取り組みに始まる。

 学校という枠がなくなって、良守を囲む面子も一新される。どんどん明らかにされる事実に黙々とついていく良守は、いままでと一味違う。迷いがなくなり、進む道が明らかになったので、真っ直ぐ突き進む性格が有効に機能しているよう。
 そんな中、彼らをつけねらう謎の紳士が現れる。

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扇本家の事情

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 扇七郎の乱入もありながら、良守の活躍により烏森は一応の平穏を取り戻した。しかし、総帥により引き起こされた裏会の混乱はまだ続く。そんな時、墨村家にある人物が訪ねてきて事態の急展開を導く。
 これまでは烏森という土地に縛られた話だったけれど、扇本家の事情なども織り込まれ始め、舞台が少し広がってきている感じがする。

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兄弟の思惑

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 正守が夢路との会合に臨んでいる間に、烏森が襲撃を受ける。周辺の街を人質に取ったやり方に、また、自らの迷いのために、ただ黙って見ているしかできない良守たち。しかし、その均衡を崩すように、氷浦が敵に攻撃を仕掛ける。二対一の戦いに勝機はあるのか?そして、夜行の準備するまじない破りは間に合うのか?

 良守の極限夢想の求めるところと、氷浦たち「人形」の作られ方はどこか似ている。共通するのは、能力を効率よく使うためには心は余分だという考え方だ。しかし一方で、両者の方法論はコントロールの仕方という点では全く違う。前者は力に対する介入を拒絶するための方法論であるのに対し、後者は他者が力に介入するための方法論なのだ。
 本巻では、正守と良守、日永と月久という二組の兄弟が登場する。正守が作った夜行も、日永と月久が四百年前に設立した裏会も、もともとは異能者の互助組織を設立したはずだ。しかし後者は長い年月の間に変質し、助け合うための手段としての力ではなく、力をふるうという事そのものが目的化してしまう。
 この原因がどこにあるかは未だ分からないが、自分たちでは対抗しえない強大な力が存在する、という事実を知ったことが、そこに関わっているのかもしれない。それに力で対抗しようというのが後者の方法論であり、それの影響を切り離そうとするのが前者の方法論なのかも知れない。

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新キャラ登場

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 烏森の力に振り回されないための修行に取り組み始めた良守。神佑地狩りの手が烏森の地にのびるのと時を同じくして、正守の行動を先回りするかのように、裏会幹部たちが襲撃される事件が発生する。全く関係ないかに思える二つの事件をつなぐ、氷浦の影。良守の修行は間に合うのか?
 緊急事態には割りとテンパっちゃうのに、身内の前での正守は格好をつけてふるまってしまいます。まさしく長男と言うか、何か損な性分ですね。

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烏森開放寸前

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 受け入れることができるのは、強さの証明でもある。弱ければ内側から壊されることを恐れ、拒絶するしかない。氷浦を受け入れ、烏森を受け入れ、自らの弱さも受け入れて、その上で新たな道を求められるところが、良守の強さである気がする。
 烏森の秘密、結界術の謎、裏会の混乱など、色々な場所で事件が起こり始める。おまけでは夜行の組織構成を公開。

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炎上寺姉の大暴れ

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 烏森以外で起きる事件が多くなってきた。今回は、土地神殺しの嫌疑で連行された時音のいる断頭島が舞台。烏森という狭い領域の中で足掻いて来た良守は、自分の知らない所で起きている大きな流れに翻弄されながらも、強引に道を切り開いていこうとしている。眩しいくらいに真っ直ぐだ。
 一方で時音は、烏森を守るという目的を果たすため、自らを犠牲にする選択をした。それは力が足りない者なりの精一杯の抵抗であったかもしれない。しかし、それが必ずしも正しい選択ではないことを、残されたものの哀しさを伝えることによって夕上が示唆する。
 無謀に見える良守の陰で、実はもっと無謀なことをする時音の考え方に影響を与えたという意味で、今回の冤罪事件は意外に良い効果をもたらすのかもしれない

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秘密

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 いったい誰が何をどこまで理解しているのだろうか。烏森の秘密を。良守の母、守美子の登場でまたまた疑問を感じてしまった。良守はもちろん、正守でさえ全てを理解しているわけではなく、日々あがいて生きているのに、ふらりと現れて烏森の問題を解消してしまうなんて。
 全てを知っているのに何もやらないのか、出来ないのか。それともやはり全てを理解しているわけではないのか。答えはどこかにあるにしても、そのこと自体を知らない良守にとって、解決への道ははるかに遠そうだ。

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