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104件
結界師
著者 田辺 イエロウ
その昔、霊感の強い烏森家の殿様が妖しげなものを呼びよせてしまったために、それを退治する結界師が生まれた。かつての城跡に建つ私立・烏森学園を舞台に、400年後の現在も跋扈(ばっこ)し続ける妖怪に立ち向かう墨村家と雪村家の若き後継者、良守と時音の活躍を描く妖結界バトルストーリー!!
結界師 35
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結界師 23 (少年サンデーコミックス)
2009/01/17 22:29
一難去ってまた一難
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
時音を連れて断頭島から無事に帰還することができた良守。しかし、神佑地狩りは一向に止む気配がなく、ついに次の標的として烏森の地が予言される。これを受けて裏会から派遣された氷浦蒼士は果たして敵か味方か。
夕上と彼の姉との関係性とその結末を知ることは、時音に自らのあり方を見つめ直させる効果をもたらし、無意識に自分の保護対象とみなしていた良守を、一人の結界師として認識させたことは良守にとって望外の結果をもたらした。惜しむらくは、彼が全く気付いていないことだが…
時音が良守と新たに築こうとしている関係性は、自分たちの使命に関してだけのものなのか、それ以外のものを含むことになるのか。しかし、しばらくはそんなことを言っていられないような情勢のようです。
結界師 26 (少年サンデーコミックス)
2009/09/20 10:38
揺らぐ良守、迫り来る災い
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
神佑地襲撃事件の黒幕が明らかになる。烏森は、外部からの圧力と内部の変化により板挟み状態の様相を呈していて、墨村良守に対する周囲の期待は徐々に増すばかり。しかし本人はそんなことを気にもせず、氷浦蒼士の心配をしている。
裏会の総帥は何を考えて行動しているのか?四百年もの間、多くの結界師を縛り付けて来た烏森とは一体何なのか?共鳴者の役割とは何か?各人がそれぞれの思惑の中で行動することにより、そういった疑問が自然と浮かび上がってきます。
最後は、いよいよ烏森を揺るがす大事件の幕開け。
結界師 12 (少年サンデーコミックス)
2006/05/20 01:17
そこにいる理由
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
志々尾の仇、火黒に会うために、自ら黒芒楼に捕まった良守。祖父の旧友松戸平介の助けを借りて拘束を解かれた良守は、一緒に捕まってしまった影宮を助け出すために動き出す。
そのころ、崩れゆく城の中では、妖たちの結束も崩れ始めていた。戦いの中で明らかにされてゆく、彼らが城にいる理由。理不尽な価値観の衝突は何かを生むのか?
そして、良守と火黒の戦いの火蓋が切って落とされる…
ただ戦いを描くのではなく、なぜ戦うのかを読者に問いかけているような作品に感じられます。