センチメントの季節 みんなのレビュー
- 榎本 ナリコ
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2020/06/24 11:51
ずいぶん前の作品ではあるが
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集ではあるがどの作品も良く似た雰囲気を持っている。ずいぶん前の作品ではあるが今読み返してみてもさほど古さを感じない。
思春期の持つ危うさ けだるさ アンニュイを感じることができる。
画風は変わっていない。ストーリーとよく合っている。
センチメントの季節 3 (Big spirits comics special)
2002/06/20 22:15
「自分をまだ少女だと信じて疑わない狂気の老女」のように踊る……。
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投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あいつ、いつもあんなの付けて歩いてんのか。
男の子も身軽なわけではないんだね」
いまの自分に居心地の悪さを感じている少女
たちの物語。
海が怖い水泳部の少女。
援助交際が親にバレて、田舎に預けられた少女。
男みたいな自分にコンプレックスをもっている少女。
ほんとうの自分は?
そういう思いに揺れ動いているのは、なにも少女だけではない。
このマンガでは、彼女たちと援交するオヤジたちも、もう一人の主人公なのだ。
だから、おおぜいの人に受け入れられたのだろう。
けっして、セックス描写が過激なだけのマンガではないのである。
センチメントの季節 2 (Big spirits comics special)
2002/06/20 22:13
センチメンタルな鎮魂歌!
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投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「春は毎年めぐるのに、あたしたちの春は、もう二度とめぐらない。あたしは初めて、行く春を惜しんだ」
好きだった喫茶店のマスターが援助交際をするオヤジだった。
肉体関係でひきとめていた彼氏と高校が別々になって、別れる予感がしている。
自由奔放で憧れていた友人を切り捨ててしまった。
このマンガは、いつまでもこのままではいられない少女たちの物語だ。
この物語は、過ぎ去っていくもの、色あせてゆくもの、めぐってしまう季節への鎮魂歌、だ。
センチメントの季節 7 (Big spirits comics special)
2001/06/29 17:36
あなたには、わかりますか?
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投稿者:TGW - この投稿者のレビュー一覧を見る
このテの週刊マンガ雑誌には面白い作品があるが、これはその中でもある意味で異色の存在。テーマは中学〜大学の、いわゆる青春期の性だ。単行本4巻まで1話完結だったが、5巻以降一冊一話となった。
とにかく登場人物の性格付けがリアルっぽいのだ。取り扱われるテーマのために敬遠なさる方もおられるかもしれないが、冷静に見つめてみるとこの作品(群)に登場するひとりひとりにそれぞれの個性がきらめいて(あるいは蠢いて)いる。世代ごとに作品の捉え方は分かれるだろうが、読む人の体験や思い出に直接にリンクすることはまず間違いない。
…だが、この巻で取り扱われる話は少し(私自身からは)遠かった。思わずうなるような感性を持ちながら実感からは離れている、という感じか。
青少年による凶悪犯罪などが横行しますますわからなくなってきた「最近の若いもの」たちを、理解する一助になるかもしれない。
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