“尚文社”の電子書籍一覧
“尚文社”に関連する電子書籍を6件掲載しています。1 ~ 6 件目をご紹介します。
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- 陳舜臣
- 税込価格:649円
- 出版社:尚文社
- 販売開始日:2024/05/03
- ジンギス汗の血を継ぐムガル王朝の真実
〈獣心図〉皇位継承をめぐる不満、対立で、陰謀、策略が渦めくムガル王朝宮廷。宮廷の住人、それも上層部になればなるほど、けだものに近くならざるをえない。宮廷に入れば、けだものの血がふくらみ、人間の血を追い出す。
『十人の人間一つの食卓を囲めど、二匹のけだもの一片の腐肉も共にしえず』(サァディ 若きころ諸国を旅した、13世紀イランの詩人)
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- 陳舜臣
- 税込価格:649円
- 出版社:尚文社
- 販売開始日:2024/05/03
- 読者に感動と熟思を
〈九雷渓〉はふしぎな河である。山にあたれば両岸がせまって急流となる。平地に出れば川はばがひろがり、しずかな流れになってしまう。急流のところで河は雷のような音をたてる。「九雷渓」という名は、そんな激流が九個所もあるという意味だろう。抒情詩人で激烈な革命家・史鉄峯を九雷渓の流れから連想できた。
満州事変(一九三一年九月)の翌年、日本は満州国の独立を宣言した。そし...
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- 陳舜臣
- 税込価格:649円
- 出版社:尚文社
- 販売開始日:2024/05/03
- 身に覚えのない事件に巻きこまれ
〈梨の花〉梨の花は一つの蕾から十個ほどの真っ白な花が飛び出す。それをスプレー咲きともいう。
中国・明王朝は日本人・倭寇の横行掠奪に大いに苦しんだ。そこで明軍が倭寇に用いて格別の効果を発揮した武具。それが「梨花槍」である。槍の先端に結びつけられた筒に噴射火薬をこめ、火をつけて発射、敵は眩惑して地に倒れ、火薬が尽きれば次は、槍として敵を倒すという。<...
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- 陳舜臣
- 税込価格:649円
- 出版社:尚文社
- 販売開始日:2024/05/03
- 現代人にも潜むある殺意
〈大南営〉中国清朝、甲午光緒二十年(明治二十七年)九月半ば。中国遼東の沙原の真中に島のように浮かんで見える台地に、清朝の兵営「大南営」はあった。かつてここに二万の軍兵がいたころは、さぞ騒々しかったことだろう。しかし、豊申亜将軍が師を率いて、日本軍と戦うために朝鮮へ出征したのち、大南営は空になってしまった。かつて兵隊で満ちた営舎は二百五十棟も並んでいるが、まるで...
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- 陳舜臣
- 税込価格:649円
- 出版社:尚文社
- 販売開始日:2024/05/03
- 秘められた慈愛の綻(ほころ)び
〈アルバムより〉鄭清群が死んだ。鄭清群は父親に劣らぬ人物として、戦争終結工作にかつぎ出されたのだ。鄭が誰の要請でうごこうとしたのか、私は知らない。私は家に帰って、二十数年前、はじめて鄭清群に会ったときのことを思い出していた。私は政治的通訳ではなく、神戸で三日間、休息する鄭清群の身辺雑事の通訳であった。
私は古いアルバムをとり出した。「一九三八年初...
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- 陳舜臣
- 税込価格:649円
- 出版社:尚文社
- 販売開始日:2024/05/03
- 胸中の殺意を付(はか)る
〈方壺園〉中国大唐の元和十二年(八一八)早春。晩唐期の都・長安に貧家の出身ながら無から出発し五十をすぎて、長安屈指の富翁と称された塩商・崔朝宏(さいちようこう)の屋敷があり、その邸内に「方壺園」はあった。「方壺」とは方形の壺という意味だが、中国の古典「列子」では、神仏の住む海中の島のことであるという。
邸内の小屋では、鬼才詩人・李賀の従弟・李標が竹かご...
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