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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/02/27
- 出版社: 岩波書店
- レーベル: 岩波科学ライブラリー
- サイズ:19cm/133p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-00-029701-1
紙の本
次なるパンデミックを回避せよ 環境破壊と新興感染症 (岩波科学ライブラリー)
著者 井田徹治 (著)
森林破壊、温暖化、野性動物食、ペット取引、食糧開発…。さまざまな環境問題が、動物由来感染症のパンデミックの背景にある。著者のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明...
次なるパンデミックを回避せよ 環境破壊と新興感染症 (岩波科学ライブラリー)
次なるパンデミックを回避せよ
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商品説明
森林破壊、温暖化、野性動物食、ペット取引、食糧開発…。さまざまな環境問題が、動物由来感染症のパンデミックの背景にある。著者のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明かし、正しい未来を作り直す術を提言する。【「TRC MARC」の商品解説】
森林破壊、温暖化、野生動物食、ペット取引、食糧開発…。人間が引き起こしてきたさまざまな環境問題が、新型コロナをはじめ、近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある。その関連性を、著者自身のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明かし、過去の教訓を踏まえて正しい未来を作り直す術を提言する。【商品解説】
目次
- はじめに
- 序 章 動物由来感染症の時代
- パンドラの箱/動物から人間へ/エボラの出現/再興感染症/グローバル化/根本原因はどこに?/七つの要因
- 第1章 進む森林破壊
- アブラヤシの海/起源は森に/減り続ける熱帯林/増えたネズミ/マラリア増加の背景/土地の改変
- ◆コラム できるか持続可能なパームオイル
- 第2章 地球温暖化がもたらす感染症
著者紹介
井田徹治
- 略歴
- 〈井田徹治〉1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。共同通信社編集委員。環境と開発の問題がライフワークで、多くの国際会議や現場を取材。著書に「ウナギ」「生物多様性とは何か」など。
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紙の本
新型コロナを「次」に活かす。
2021/06/14 09:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ新型コロナの緊急事態は終わっていないが、未来をすでに見ている必要もある。そういう書である。
新型コロナウイルスの登場以前にも、ウイルスの世界的流行はいくつもあった。
代々木公園で蚊の駆除をしていたデング熱ウイルスなどは記憶にも新しい。
近年増えている気がするウイルスの世界的流行の要因をどこに求めるのか。
本書では「動物由来の感染症」に視点を絞り、「気候変動とパンデミックの悪循環」と考える。
野生動物から家畜や人間にウイルスが広まるのは、野生動物と人間社会との距離が縮まったから。自然林を開拓することは人間の生活を便利にするが、それまで接触が希だった野生生物が持っていたウイルスの感染機会の増加につながる。地球温暖化や珍しいペットの普及などについても本書は動物由来の感染症との関係を説明する。
一つの生きものが異常に増えることのデメリットが大きく現れた現象としても捉えられる。大量の家畜を集中して飼育すれば感染リスクも高まる。感染するウイルスの方も、そういう環境に適応したものが増えていくだろう。ヒトという一つの生きものも例外ではないということだろう。
急速に広まり、急速に変化するウイルスにどう対応していくのか。ワクチンや薬の技術での対抗も必要なのだが、根本の要因も考えなくてはならない。要因は「生きものとしての人間の在り方」にまで行きつく。そんなことを考えさせられた。
経験を忘れることなく活かし「次なるパンデミックも回避」しなくては。
紙の本
野生動物による感染症を危惧する主張
2021/03/31 20:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今後、世界で猛威を振るう「ポストコロナ」はどんな感染症か、について著者が論じた1冊です。
基本的に、著者は野生動物を介する新感染症の流行の可能性を説いています。それを踏まえて、人間が身近にいない野生動物と触れ合える今の環境は非常に危険、と当書で主張しています。