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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/09/07
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/183p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-220729-4
読割 50
紙の本
悪童 小説寅次郎の告白
著者 山田 洋次 (著)
映画「男はつらいよ」の寅さんが、「2・26事件」の朝に帝釈天に捨てられたという衝撃の誕生秘話から、柴又を飛び出すまでの十数年を軽快に語る。『男はつらいよ 寅さんDVDマガ...
悪童 小説寅次郎の告白
悪童 小説 寅次郎の告白
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商品説明
映画「男はつらいよ」の寅さんが、「2・26事件」の朝に帝釈天に捨てられたという衝撃の誕生秘話から、柴又を飛び出すまでの十数年を軽快に語る。『男はつらいよ 寅さんDVDマガジン』連載を改題、改稿し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
現在、好評放送中のNHK土曜ドラマ「少年寅次郎」の、山田洋次監督が初の小説にチャレンジした原作小説。
え!寅さんの名付け親はあの人だったの!!!御前様が禁断の恋を?タコ社長のために寅さんが敵討ち?東京大空襲でおいちゃんとおばちゃんは……。さくらは昔から寅さんより賢かった!! 映画でおなじみの柴又の面々の衝撃エピソードが次々明かされていきます。瞼の母のお菊、あの散歩先生も登場。映画の中の出来事とクロスオーバーしていく新たな真実……。
日本映画史上、最大のヒーロー「寅さん」。1969年の第1作以来、特別編を含む全49作が公開された映画『男はつらいよ』シリーズは、いまなおひんぱんにテレビ放送されるなど、その人気はまさに“永遠不滅”級!
本作は、2011年1月より2年間にわたり全50巻が刊行された『寅さんDVDマガジン』に連載された、山田洋次初の小説「けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代」を改題、改稿の上、大幅加筆した単行本作品。
「2・26事件」の朝に帝釈天に捨てられたという衝撃の誕生秘話から柴又を飛び出すまでの十数年を、隠居中?それとも旅先? とにかく元気な寅さんがほろ酔い気分で語ります。
育ての母親に実の父。早逝する兄や出征する恩師たち、そして青ばなをたらした友人たち……。映画シリーズには登場することのないキャラクターたちが、笑いと涙の物語を奏でます。
え!寅さんの名付け親はあの人だったの!!!
御前様が禁断の恋を?
タコ社長のために寅さんが敵討ち?
東京大空襲でおいちゃんとおばちゃんは……。
さくらは昔から寅さんより賢かった!!(笑)
映画でおなじみの柴又の面々の衝撃エピソードが
次々明かされていきます。
瞼の母のお菊、あの散歩先生も登場。映画の中の出来事とクロスオーバーしていく新たな真実……。
さらにさらに、つい最近、生まれて初めて健康診断に行ったという寅さんは……。
最後の映画『寅次郎 紅の花』から23年。寅さんが活字になって帰ってきた!
ファン待望にして騒然の一冊!【商品解説】
収録作品一覧
命名寅次郎 | 9−11 | |
---|---|---|
雪隠まいり | 12−14 | |
戦争が始まる | 15−17 |
著者紹介
山田 洋次
- 略歴
- 〈山田洋次〉1931年大阪府生まれ。東京大学法学部卒。映画監督、脚本家。歌舞伎や演劇作品の脚本・演出なども手がける。2012年文化勲章受章。作品に「男はつらいよ」シリーズなど。
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紙の本
悪童は悪人ならず
2018/11/23 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「男はつらいよ」に至るまでの寅さん前史。もちろんフィクションだが、山田洋次さんの手にかかると、実在の人物としか思えない。本当に、悪童だったんだなあ。でも決して悪人ではない。ちょっと困った人物ではあるけど・・・。散歩先生のエピソードが良い。寅さんは、インテリぶる奴は大嫌いだが、本当のインテリは尊敬していたんだなあ。さて自分はどうか・・・ちょっと胸が痛い。
電子書籍
寅さん
2020/12/04 21:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪と華 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKでドラマをやっていて、ノベライズ本を読んでみたいので購入しました。虎次郎の義母(お父さんの本妻さん)は本当によくできた人で、寅さんがこの人を慕うのもよく分かります。寅さんの少年時代を描いた、寅さんファンにはおすすめの1冊です。
紙の本
私より馬鹿がおりますか。
2019/04/19 08:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「男はつらいよ」といえば、かつて上映されるたびに人気を集めた松竹のドル箱シリーズだ。
最初に映画化されたのが1969年というから半世紀も前のことだ。
主演が渥美清、監督は山田洋次。
1995年に第48作の「男はつらいよ 寅次郎紅の花」のあと主演の渥美清の逝去によりシリーズは終了となった。
ただそのあと、1997年に再編集された「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」が上映されて、記録上は第49作でとまっていた。
それから22年、50作めとなる新作の上映が決まったというのが大きく報道された。
題して、「男はつらいよ お帰り 寅さん」。
「男はつらいよ」を知らない世代も、懐かしい世代も、上映される年末が楽しみだ。
そして、この小説。
監督でもあり原作者でもある山田洋次が初めて手がけた小説になる。
「寅次郎の告白」と副題にあるように、「男はつらいよ」の主人公「姓は車、名は寅次郎」、人呼んで「フーテンの寅」の幼少期の思い出話を描いた作品になっている。
寅次郎が何十年ぶりかで故郷である葛飾柴又に戻ってくるシーンから映画の第1作は始まるが、中学卒業間近に家を飛び出した寅次郎少年は一体どのような少年であったかが、映画みたいに楽しく描かれている。
目を閉じて、渥美清の少し鼻にかかったような高い声を思い出しながら、まるで寅さんから直に告白されているような気分になる。
それにしても、帝釈天の御前様が寅さんの育ての母を好いていたかもしれないなんて、山田監督も粋なことをお書きになったことよ。