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商品説明
北からは金軍、西からは謎の術師・薩頭陀。強大な敵と対峙する梁山泊の好漢たちが、新たな仲間とともにたどり着く新天地とは? 「水滸伝」の後日を描いた中華歴史伝奇。【「TRC MARC」の商品解説】
梁山泊よ、ふたたびだ! 徽宗と燕青の面談、虎殺し武松の雄姿ふたたび。山場に次ぐ山場、これが田中芳樹の水滸後伝!【商品解説】
著者紹介
田中芳樹
- 略歴
- 〈田中芳樹〉1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。「緑の草原に…」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。「銀河英雄伝説」で星雲賞(日本長編部門)、「ラインの虜囚」でうつのみやこども賞を受賞。
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紙の本
※結末にもふれるレビューですのでご注意を
2018/08/31 08:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
17世紀に陳忱が著した「水滸後伝」を底本とした、田中芳樹流 “水滸伝の続編”。
※下巻のレビューですので、全体の内容や結末にも言及しています。
頭領が激減しているものの、やはり登場人物が多い! さらに新規のキャラクターも。なかなか名前や詳細が覚えきれません。
また、根本となるストーリーがよく見えない。水滸伝のかつての英傑達が各地で再会し、それぞれに活動。乱暴に総括してしまうと「梁山泊の生き残りが各地で蜂起」というくだりがしばらく続きます。総首領である“及時雨”宋江を欠いては仕方ない展開でしょうか。後半で各勢力が集結し、最終的には自分達の国を確立となりますが、どうも無理矢理な感じが拭えません。
いわば原作付きという制約があった作品ですが、田中芳樹さんのかつての作品、例えば「銀河英雄伝説」や「創竜伝」のような波乱万丈で爽快な感覚は、残念ながら得られませんでした。
次回作に期待です。