「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
天皇の歴史 9 天皇と宗教 (講談社学術文庫)
著者 小倉 慈司 (著),山口 輝臣 (著),大津 透 (編集委員),河内 祥輔 (編集委員),藤井 讓治 (編集委員),藤田 覚 (編集委員)
大和王権の大王祭祀、皇祖神を祀る伊勢神宮や大嘗祭の起源を究明。大日如来と一体化する即位灌頂を行った中近世から、明治維新による変貌、国体と結びついた戦前・戦中、そして敗戦で...
天皇の歴史 9 天皇と宗教 (講談社学術文庫)
天皇の歴史9 天皇と宗教
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:13,926円(126pt)
- 発送可能日:1~3日
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
大和王権の大王祭祀、皇祖神を祀る伊勢神宮や大嘗祭の起源を究明。大日如来と一体化する即位灌頂を行った中近世から、明治維新による変貌、国体と結びついた戦前・戦中、そして敗戦で象徴とされるまで、天皇の核心を追究する。【「TRC MARC」の商品解説】
大和王権の大王祭祀、皇祖神を祀る伊勢神宮や大嘗祭の起源を究明。古代律令制による神祇制度の変遷を辿り、宮中祭祀の諸相を解説。鎮護国家と天皇護持の役割を担った仏教はどのように受容されたのか。皇室における神祇信仰と仏教信仰の関係を究明。大日如来と一体化する即位灌頂を行った中近世から、明治維新による変貌、国体と結びついた戦前・戦中、そして敗戦で象徴とされるまで、天皇の核心を追及する。
講談社創業100周年記念企画として刊行され、高い評価を得た全集の学術文庫版、第9巻。三輪山を神体とした大王祭祀、皇祖神を祀る伊勢神宮の起源、天武朝に始まる大嘗祭の本質などを究明。律令制で取り入れられた神祇制度の変遷を辿り、天皇手ずから神に神饌を献じる新嘗祭や神今食など宮中祭祀の諸相を解読する。祖先祭祀に代わるものとして受容された仏教は、鎮護国家の役割を果たし、やがて天皇護持の役割をも担うようになる。国家的法会や宮中仏教行事の変遷を紹介するとともに、天皇や皇族の出家、寺院でとり行われた天皇の葬礼など、天皇家と仏教の密接な関係を詳述。神事を先としつつ、仏教も統括した天皇の姿を明らかにする。廃仏毀釈を体験した明治以降、国家と宗教の問題はさまざまな問題を提起した。神道は宗教か。皇族に信教の自由はあるのか。宮中祭祀は宗教か。政教分離と民主化がもたらした皇室制度の整備とは。即位灌頂で大日如来と一体化するほど深く仏教色に染まった前近代から、現代に至る波乱の展開まで、激変した天皇と宗教の関係を追究する。
〔原本:『天皇の歴史09巻 天皇と宗教』講談社 2011年刊〕【商品解説】
目次
- 第一部 「敬神」と「信心」と
- 国家装置としての祭祀
- 鎮護国家と玉体安穏
- 「神事優先」と「神仏隔離」の倫理
- 天皇の倫理――象徴天皇制の原像
- 神武天皇の末孫として
- 第二部 宗教と向き合って
- 祭政一致の名のもとに
- 宗教のめぐみ
- 天皇家の宗教
著者紹介
小倉 慈司
- 略歴
- 1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。宮内庁書陵部編修課を経て、現在、国立歴史民俗博物館准教授。専攻は日本古代史。共著・共編著に『延喜式 上』『近世朝廷と垂加神道』など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
神道は宗教かどうかについて
2022/02/07 22:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代から現代までの天皇と宗教の関わりについて書かれている。その中で戦前に神道が宗教ではないとされた理由について国家神道として信教の自由の枠外に置くためにしたという従来の見方ではなく経典などの明文化された教えがない神道はそもそも西洋から輸入された宗教という新しい概念に当てはまらないというのが19世紀の常識だったという点が述べられており目から鱗だった。確固たる意志で決めたものではなかったことがいつの間にか国是とかしてしまい国体となっていく様がよくわかった。
紙の本
天皇という存在を宗教との関りから描いた一冊です!
2019/01/27 16:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、天皇という存在を宗教との関りから描いた画期的な一冊です。古代より、我が国では天皇は神とあがめられ、時として神の代わりとして様々な神事を執り行ってきたことは周知の事実です。そうした神がかり的な宗教と天皇との関係をさらに一歩深めて考察したのが同書です。同書を読めば、天皇の存在とその意味付けが手に取るように分かってきます。