2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きな著者の新刊だったので、読みましたが…
夫婦の微妙な日々の感じや、日常の家事というもの、きちんと暮らすとか自分に居心地の良い毎日を作る事について、思ってもいない角度から考えさせられました。
男性ばかりの学校でしたが、女性の…しかもいい歳の…私が通いたい。
なんとなく出来てる気がしてる家事も、たぶんダメダメだと思うし。何だったら、眉毛の描き方とかメイクの仕方とか、そんな最低限の事も自信ないし。
こんな学校に通いながら、日常を見つめ直してみたいなぁ…
家事とはを考えさせられる
2024/08/01 22:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妻から三下り半を叩きつけられた新聞記者が、妹の勧めで入った家事学校。
単に料理洗濯を習うだけではなく、「家事とは何なのか」を改めて考え、現代の社会構図や元妻の苦しみまで思いを巡らせることが出来る人間になっていきます。
良質で健康的な生活を維持するために不可欠であるにも関わらず「賃金が発生しない労働」である家事。つい軽視しがちだけど、その重労働さは担った者にしか分からない。世の男どもに猛省を促したい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性対象っていうのがいいのかな。
なんだかんだ言っても、やっぱり性差による意識・行動の違いってあるし。
基本的なことはできておくにこしたことはない。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代なのか、最近こういう男性が生き方を見直すべきみたいな小説が多いような?
よくわかるのだけれど、なんだかかわいそうにも思ってしまう。
本人だけが悪いわけではなくて、国民性や時代背景、家庭環境がそうさせたわけでもあるし、妻は伝えるのを諦めることしかできなかったかな?とか。
山の上の家事学校で習うようなことを、子供の頃からもっと当たり前に学べる環境がこれから整って欲しいと思う。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
家事を学ぶ、押し付けがましくなくスルスルと読めました。
人の話に耳を傾ける、自分自身と照らし合わせる、言葉にするのは簡単だけど、なかなか難しい。
家事だけでなく人間関係もそれなりにに着地してて??山の上で何かに化かされたのでは?って気分
最後の4行は、だよねーっと力が抜ける良い読後でした。
投稿元:
レビューを見る
チリツモで不満が溜まった奥さんから離婚を切り出された仲上幸彦。娘と妻が出ていき、やもめ暮らしを妹に危ぶまれた幸彦は、「山之上家事学校」と言う男性の家事スクールへ通う事になり…
共感しかなかったです。男の人を差別するつもりはないですが、元妻の鈴菜と幸彦の家事に体する感じ方がまるで違う。幸彦は山之上家事学校に通う事で、自分がいかに適当にやっていたか気づいて、家事を楽しむ事を覚えたけれど、鈴菜は楽しむ所ではなかったっての解ります。それでも、家事をやって貰うではなく自分でやれる様になった点は良かったのかもしれないです。
投稿元:
レビューを見る
妻に離婚されて子どもともあまり会えずに生活が荒んだ主人公が妹のすすめで男性のみが通える家事学校で学ぶことに。
いつもの近藤史恵さんの作品とは毛色が違うが、とても読みやすい。
読んでいてこんなに真剣に家事と生活について考えたことなかったなと思った。
たくさんの気付きと後悔があって成長する主人公の姿に自分も励まされ、日々の生活を頑張ろうという気持ちになった。
子どもを働く女性の抱えた家事・育児の役割分担への負担が大きい事についても触れられているし、昔の一般家庭の価値観も出てくるし、老若男女問わず多くの人に刺さる作品ではないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
離婚して生活が乱れていった仲上は、妹の勧めで家事学校へ行くことにする。東京から大阪へ転勤を希望を出し、娘をたまたま預かる事により更に積極的に生活の立て直しをはかるようになる。家事は自分の面倒を自分でみることでもあると思ったり、元嫁の気持ちや周りの生徒の思いなど様々な事に気づいていく。
投稿元:
レビューを見る
男性向けの家事学校の物語。
こんな学校が実在していたら、夫を入学させたいと思う人は多いのでは?
かなり女性よりの考えではあるけど、こんな風に家事をする男性が増えたら、円満な家庭が増えるだろうなぁ。
授業の内容は料理や洗濯はもちろんのこと、髪の結び方なんてものまであって面白そう。
お料理の豆知識も参考になるものがあったりして、私も通いたい!と思った。
投稿元:
レビューを見る
“家事”を通して家族の在り方や、社会システムの不足、ジェンダー平等に視点を向けたお話。
この本の様に、生活が整って心も整うお話は共感できるし落ち着きます。
身の回りにあるものを大切に扱って、豪華でない楽しみを持つ事、丁寧に生きる事は私にとって大きな価値のある事だと実感します。
投稿元:
レビューを見る
私も家事学校行きたい
もっと家事の裏ワザたくさん
書いてほしいな
週末だけ泊まりがけて通うって
設定が、なんか、リアルじゃない。
投稿元:
レビューを見る
思ってた内容と違ってたけど…少し立ち止まって自分の事 家族の事を想ってみる、毎日忙しくしてると、日々 ただ、過ぎてしまうから。
出てくる料理が美味しそう!
投稿元:
レビューを見る
離婚して1年。荒んだ生活を送っていた幸彦は、ある
「学校」を紹介される。そこには様々な事情を抱える
生徒たちが通っていた…。忙しすぎて”生活”が後回しに
なっている、大人たちへの応援歌。
投稿元:
レビューを見る
私もこの学校通いたい!!!というのが最初の感想。
シンプルに、家事の基礎とかコツをもう一度ちゃんと知りたい。家庭科の教科書とか、買ってみようかな…と思っている。
この本に出てくる人たちと同様、フルタイムで働いてると、家事は本当に適当になってしまう。
私は少なくとも夜にはご飯を食べるし、洗濯は毎日してるし、ほこりが気になったら掃除機もかけるけど、家の中は散らかり放題だし、布団もシーツも全然洗ってない。
改めて、自分の生活を大事にできていない感がすごいよなぁと思ってしまった。
家事をすることって自分を大切にすることとイコールだし、やってくれている人への感謝がめちゃ大事だと思うので、(健康上等の事情がないなら)老若男女問わずちょっとはやるべきではないかなぁ。
私は中学受験以降、なにか家事の担当をしていたことはなく、基本的にはすべて祖母や母がやってくれていた。部活とか、受験とか、習い事とか、その時やりたいことに全力で向かわせてもらって、大変ありがたかった。
一方で、家事をやってくれて感謝する気持ちや、小さいことをして丁寧に過ごす時間はほとんどなく、そういう時間の素敵さがわかってきたのは本当に最近な気がする。(これって誰でもそうなのか…?え、30代になって大人になったから…?)
時間はかかったけど、家事をやってくれている人への感謝の気持ちとか、そういう時間の大切さがわかる人間になれてよかったなぁと思う。
忙しくてすさんでる時にまたこの本を読んで、自分を大切にすることを思い出したいな、と感じる一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
ある日、新聞記者の仲上が仕事から帰ってくると、妻の鈴菜が娘の理央を連れて家を出てしまっていた。離婚後、すさんでいく生活を見かねた妹の和歌子から紹介されたのは、家事を習いたい男性のための山之上家事学校。
家事のコツとか書かれていて、丁寧な生活が心を育むみたいなことが書かれていたらいやだな~と手に取るのをちょっとだけためらった。
でも、近藤さんの本だもの、そんなはずはなかったのだ。
確かに、日々の生活をなおざりにしないという話も書かれてはいるが、それも無理のない範囲でいいと。
ここに書かれているのは、偏見からの解放というか、自分の目にはりついている鱗をベリベリ剥がしていくことの大切さである。
男性しか入れないという学校の方針に「男性差別だ」とかみつく、男子大学生。やたらめったら文句を言う人は、心の奥にある本質的な問題から目をそらしている人でもある。
女子大があるのも差別だというどこかで聞いたような文句も言うが、それに対して花村校長は「女子大が生まれたのは、昔の大学が男性中心」で、「女性が高等教育を学ぶことが難しかったから、女子大という形で、サポートすることが必要だった」からだと語る。
そして、家事労働というやらなければいけないけれど、見えない仕事、やっても気付かれない仕事について、目が開かれていく仲上。わりと単純だなと思うが、素直なのはよい。ただ、単純さは鈍感さでもあり、一つ一つ意識しないと気付けない。意識しようとするだけ進歩しているわけだが。
男性は生まれつき下駄を履いているので、まずそこから気付いていただきたい。
この作品、読ませたい人は読まないんだろうな。