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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚って、2人だけの話じゃないからね。
嫌でも、付随してくるものがある。
うまく折り合いつけられればいいけど、そうじゃない場合も。
ていうか、最後の展開は、そっち方向に来たかって感じ。
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先に言ってよって思うことでも、どこまで何を家族や周りに伝えるのか、捉え方やタイミングでもかなり変わるし、結婚って一大行事なのはわかるけど、ページを追うごとにモヤモヤが蓄積
まあ、だから騒動になるんだけど
結婚へ至るあーだこーだから両親の関係性が揺れ動くとこまで、物語が壮大すぎてしんどい
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むぅ〜ん…なんというか…ねぇ?w
娘ちゃんはよかったけど、親はどうなのだ?
爽やか、ほのぼの、にっこり系かと思ってたのに、見事に裏切られて、そこに爽快感は無いというね…www
くわばら、くわばら…
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【それでも人はつながろうとする】娘の婚約をきっかけに一家は荒波に揺さぶられ始める。父母そして娘。三人の心は離れたり近づいたり……つむがれていく家族の物語。
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娘が婚約者を家に連れてきた。おめでたい話なのに、いろいろ想定外で不安しかなかったです。
娘の婚約から結婚までを描きながら、両親それぞれの心の葛藤や人生について描かれていました。
「結婚とは」を意識させられる作品。
生活環境も価値観も異なる両家。子どもの結婚を機に交流が始まるが、何だかいつもギスギスしてて不穏な雰囲気。
婚約者親族の物言いも振る舞いも、私にはあり得なかった…。
長年連れ添った夫婦と、これから夫婦になろうとしている娘たち。
いろいろな家族がいて、それに夫婦も長く一緒にいれば色々ありますよね。
あっちもこっちも気を揉みつつ、これは子をもつ親として他人事ではないなと思いながら読みました。
伊吹さんなので優しい読み心地かな~、なんて想像してましたが違ってました。
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あ〜 なんだかモヤモヤする
結婚する娘を送り出すまでの心温まる話かと思いきや…
年齢的にも母である智子の立場で読んでいた
夫 健一の身勝手さ 娘の婚約相手の両親にも腹立ちしか覚えない
リコの都合のいい言い分は何!?惚れないし 肉体関係にはならない
精神的な関係が一番キツイ!!
二人(健一とリコ)のずるさにイライラ
どうなるのかとハラハラしながら最後まで読んだが なんだか後味が悪い
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娘が結婚をする話だと、
「娘が嫁ぐ朝」とタイトルになりそうだが、
「巣立つ」というのには、深い意味があったんだ!
両親がなくなっている智子とその娘の真奈、
二人の娘の巣立つ物語だと思う。
娘が結婚を控えた夫婦にとっては、
それも一人娘であれば、人生の大イベントだろう。
できるだけのことは何でもしてあげたいだろう。
でも、結婚は相手の家庭、親類、色々なものが絡み合ってくる。
まして、格差婚で、あまりにも金銭感覚が違いすぎる場合は、苦悩するばかりだ。
智子、健一、真奈、
それぞれの心のうちを読まされる読者としては、
どうにかしてあげたいけど、どうしようもないジレンマに襲われる。
夫婦は長年連れ添って「空気のような存在」というけれど、不満や不安のため息ばかりの空気では息がつまるのが当たり前。
「不機嫌は暴力」とは、その通り!
言いたいことも言い合えなければ、伝わるものも伝わらない!
もどかしかった~!
セレブの強烈なキャラの両親に育てられた優吾が、
たくさんのアクシデントの中、成長していくところは好感が持てた。
人との関係は、いつまでも最初と同じではいられない、
夫婦も家族も、変化しつつも心を通わせあって、一番いい居心地の中でほんとの自分が自分でいられるのが幸せなことだと思う。
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ひとごとではない夫婦の話。
身に覚えが必ずあり笑えない話。
絶妙な匙加減で描いている物語でした。
でも、50代半ばって、もっと若いハズですよ。
そこだけが違和感。
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我が家にも娘がいるので私は智子の気持ちで読みました。読む人によっていろいろ考えさせられるような気がする本。
とても切なくて、でも現実的でリアルな世界に近い感覚で一気に読んでしまった。
子供が巣立った後の生活について考えるきっかけになった。
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人間関係の終わりと始まりは自分で全て決められたらいいのに。好きな2人が好きな2人だけで2人の関係を決められたらいいのに。
時間と共に関係は変わっていっても思いやりは忘れずにいたい。家族って不思議な繋がりだなと改めて思った。
お金は潤滑油、って言葉に納得。
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一気読み!ラストまでモヤモヤは続いたけれど、面白さは間違いなし。
本当に優吾と結婚していいのか?と何度も勝手に自問自答したけれど(笑)、真奈ちゃんはそれ以上に悩んで答えを見つけたんだろうなぁ。
結婚式がゴールじゃないから、あの家族とこれからも付き合いを続けていく自信がない。
智子と健一夫婦の選んだ夫婦のカタチはアレで良かったの?お互いを干渉しないで上手くいっていても、一緒に暮らしていて、相手に想う人が出来たらやだなぁ。それとこの先、病気になったとして、その時面倒みれるのか?
夫婦のカタチはそれぞれ。自分だとチョイスしない道を選んだ高梨家族にしみじみ。
「天然」を理由に周りに我慢をさせているマルコにはずっと怒り心頭でした。
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娘の格差婚、役職定年の近づいた夫の不機嫌、妻の体調不良…こういう家族の問題は、タイミングが重なってしまうもの。
テーマに引っ張られて、ちょっと重たい気分になった。伊吹さんの作品では珍しいパターンかも。
特に気になったのは、「家族の不機嫌」。DVみたいに直接的ではないけど、ジャブのようにじわじわ効いてくる種の暴力なんだという言葉。たしかに!
私も外で頑張って疲れた時、家ではちょっと不機嫌モードになってる時がある。気をつけなくては。
本題からそれるけど…真奈の家族に優吾が挨拶にくる場面。優吾の潔癖症や偏食っぷりが、何かの小説と酷似しているんだけど、それがなんだか思い出せなくて気持ち悪いのです。
なんだったかな~?
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とてもリアルに感じ面白かったです。要所要所に、きっとご経験された事なのかしらなどと思いながら読み進めました。それぞれの立場での結婚というイベントと家族の在り方を考えました。ありがとうございました。
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お久しぶりの伊吹有喜さん。我が家にも娘が二人いるので、タイトルが気になって読んでみました。
健一と智子は共に50代の熟年夫婦。そんな高梨家の一人娘・真奈が婚約者の渡辺優吾を連れて実家へ挨拶に来ることに…。
うんうん、一人娘の結婚、きっと紆余曲折あるんだろうな。でもきっと感動的なラストが待っているのだろうと期待しつつ読み始めました。
両家の経済格差、というよりも結婚する二人の経済的価値観は合わないとやっぱりうまくいかないよね。結婚式をする意味って、それまで別々の家庭で育ってきた二人の、両家の価値観のすり合わせでもあるよね。自分の時のことを思い出しつつ、そして娘たちの将来を想像しつつ読み進めました。
それにしても、いやぁ〜こんな義両親、絶対嫌だわ。自分の意見がはっきり言えない真奈にも、両親や親族に押し切られる優吾にもイライラしつつも、随所にすごくリアルさを感じました。
そして、思いがけないところから綻びが…。
読み始める前に期待していたお話とはちょっと?違いましたが、結婚とは、家族とは、そして人生とは…なかなか切実に考えさせられるお話でした。家族といえどもお互いへの思いやりは本当に大切だし、自分の気持ちをちゃんと相手に伝えることも大事。
我が家も結婚して26年…実は最近ちょっと綻びを感じ始めているところ…改めて自分たちのことも振り返りたいと思いました。
慈眼施(じげんせ)
和顔施(わげんせ)
愛語施(あいごせ)
「慈しみある眼、和やかな顔、愛ある言葉。
学問や大きな収入で貢献できなくても、ただそれだけで人は宝に等しいものを周りに差し上げている」
(311頁)
とても素敵な言葉ですよね。心にとどめておきたいと思います。
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2024/05/13リクエスト 14
タイトル通り感動の物語と思いながら読み始めたので、最初から違和感。
若さのあまり、これからの人生に大切なことを話し合わず目先の結婚式のことばかりに気を取られる高梨真奈と健吾。(婚礼、という単語が最後までなじめず文字が浮いていたように思った。)ドレスや式場のことを考えるのは楽しいし一生に一度のこと!と張り切りたくなっちゃうんだろうな。
でもこの先の2人の暮らしのすり合わせができていなくて、しかも夫となる人の親は有名なユーチューバーかインスタグラマーかで、手も口も出してくる。おまけに親戚縁者の圧力も。
マルコが義母だったら、嫌だな…
真奈の母親は、夫の不機嫌ハラスメントの我慢の限界に達し、娘の結婚式後に離婚、別居、卒婚のどれかを選んで、と夫に伝える。
他の方のレビューにもあったが、みんな好きになれない。
どうして?と思う言動ばかり。
でも結婚ってこういうものだよね、とわかる部分も多かった。
結婚前の子が読むと、どう感じるのかな。