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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/12/15
- 出版社: 笠間書院
- サイズ:22cm/307p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-305-70786-4
紙の本
ひめぎみ考 王朝文学から見たレズ・ソーシャル
著者 小林 とし子 (著)
古代社会において共同体を結束させる装置として必要とされた高貴な女の威力・聖性が根強く残っていた平安時代。姫君を中枢とした〈女社会(レズ・ソーシャル)〉が社会で果たした役割...
ひめぎみ考 王朝文学から見たレズ・ソーシャル
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商品説明
古代社会において共同体を結束させる装置として必要とされた高貴な女の威力・聖性が根強く残っていた平安時代。姫君を中枢とした〈女社会(レズ・ソーシャル)〉が社会で果たした役割を平安文学から読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
姫君を中枢とした〈女社会=レズ・ソーシャル〉が
社会で果たした役割を平安文学から読み解く
古代社会において共同体を結束させる装置として必要とされた
高貴な女の威力・聖性が、根強く残っていた平安時代。
『枕草子』『伊勢集』『紫式部日記』『源氏物語』には
生き生きと躍動する〈女社会〉が描かれていた。
【平安時代の女社会、〈王朝レズ・ソーシャル〉は、社会の底辺ではないとは言え、男性による制度の外側の存在、あるいは裏側の存在に過ぎない、しかし、逆に制度外であるからこその威力を─制度外ならではの矛盾・葛藤をも抱え込みながら、ですが─放っていたのではないか、と思えます。
その女社会を悩みながらも生きた、優れた女性たちによって書き記されたものが平安から鎌倉時代にかけての文学作品であって、そこからはその時代と社会を生きたものならではの認識と美意識が見えてきます。さらに気迫も覇気も批判精神もあります。彼女たちが格闘したものは、現代の私たちにとってもやはり同じく格闘して見据えていくべき問題ではないかと思うのです。〈王朝レズ・ソーシャル〉への批判も含めてですが、今後も検証していきたいと思っています。…「はじめに」より】【商品解説】
目次
- はじめに
- 女神のお食事
- 女神幻想
- 配膳する男
- 男神のお食事─藤原道長の配膳行為
- 配膳する女─伊勢物語〈高安の女〉
- 京都祇園の〈配膳さん〉と女社会
- 『魏志倭人伝』の一節
著者紹介
小林 とし子
- 略歴
- 〈小林とし子〉1954年大阪市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科国文学専攻博士後期課程満期退学。作新学院大学、宇都宮大学等で非常勤講師。「さすらい姫考」で2006年度女性文化賞を受賞。
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