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トライアウト
著者 藤岡陽子
シングルマザーの新聞記者・久平可南子は心に決めていた。息子のために仕事は辞めない。父親の名は誰にも明かさない。取材の折、彼女を見つめる戦力外通告を受けたプロ野球投手・深澤...
トライアウト
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トライアウト (光文社文庫)
商品説明
シングルマザーの新聞記者・久平可南子は心に決めていた。息子のために仕事は辞めない。父親の名は誰にも明かさない。取材の折、彼女を見つめる戦力外通告を受けたプロ野球投手・深澤翔介。ふと気にかかり、インタビューを試みると、彼には可南子の秘密を知る素振りがあって……。仕事、育児、生きがい。今、前を向くことのリアルを、ひたむきな再起の物語に込める。
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紙の本
「人間として大切なもの」
2020/06/05 09:40
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投稿者:いち - この投稿者のレビュー一覧を見る
この書籍は「人間としての生き方」を教えている。人間と社会は切っても切り離せない。人間があるから社会が存在している。又、反対もしかりだ。
読み終えて感じた事は「人間は背負うものがあるから頑張ることが出来る」ということ。「背負う」というのは負担だけではない。「頑張ること」で勇気を掴む事ができる。
登場人物で気に入ったのは、元プロ野球選手(最後は‥)の深澤選手である。
相手に対しての捉え方が良い。干された元監督に対して主人公の新聞記者は「恨み」を話すと思っていた。しかし深澤選手は「個人的には大嫌いだけど、凄い監督だったと思う。だから恨んでいない」という言葉が出てきた。戦力外になった選手が元監督を認めている。もちろん監督としての実績を残されている。しかし深澤選手が認めるということは一人間として考えると大変な作業である。
ほっとするのは主人公の妹が両親に結婚を伝える場面である。妹が選んだ男性は意外のようで意外でない所が良かった。