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紙の本
風流江戸雀/呑々まんが (ちくま文庫)
著者 杉浦 日向子 (著)
町娘の純情な恋、すねかじりの若旦那、長屋の夫婦模様…。川柳を引用しつつ江戸の日常を短編の中に描き出した「風流江戸雀」に加え、江戸を舞台に、手書きの吹き出しでユーモラスに描...
風流江戸雀/呑々まんが (ちくま文庫)
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商品説明
町娘の純情な恋、すねかじりの若旦那、長屋の夫婦模様…。川柳を引用しつつ江戸の日常を短編の中に描き出した「風流江戸雀」に加え、江戸を舞台に、手書きの吹き出しでユーモラスに描いた「呑々まんが」全56篇を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
若旦那の放蕩、長屋の夫婦模様など古川柳の世界を描き文藝春秋漫画賞受賞した『風流江戸雀』に併せ、小噺集「呑々まんが」を文庫初収録。解説 南伸坊
たのしい。おいしい。ほほえましい。(解説より)
川柳の世界を描く名作に加え、全56篇初収録の小咄(こばなし)漫画。
「くどかれて あたりを見るは承知なり」「朝帰り 首尾のよいのも 変なもの」町娘の純情な恋、すねかじりの若旦那、長屋の夫婦模様…川柳を引用しつつ江戸の日常を短編の中に見事に描き出し、1988年、文藝春秋漫画賞を受賞した『風流江戸雀』に加え、江戸を舞台に、手書きの吹き出しで、一話を5~7コマでのびのびとユーモラスに描いた『吞々まんが』全56篇を文庫初収録。
【目次】
風流江戸雀
古川柳つま楊枝
ぶらり俳諧散歩まんが横の細道
吞々まんが
解説 たのしい。おいしい。ほほえましい。 南伸坊【商品解説】
目次
- 風流江戸雀
- 古川柳つま楊枝
- ぶらり俳諧散歩まんが横の細道
- 吞々まんが
- 解説 たのしい。おいしい。ほほえましい。 南伸坊
著者紹介
杉浦 日向子
- 略歴
- 杉浦 日向子(すぎうら・ひなこ):1958年、東京生まれ。1980年、「通言室之梅」(「ガロ」)で漫画家としてデビュー。1984年、『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞受賞。1988年、『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞受賞。1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家、文筆家として活動した。NHK「コメディーお江戸でござる」では解説を担当。主な漫画作品に『百日紅』(上・下)『ゑひもせす』『二つ枕』『YASUJI東京』『百物語』、エッセイ集に『江戸へようこそ』『大江戸観光』『うつくしく、やさしく、おろかなり』『一日江戸人』『杉浦日向子の食・道・楽』『吞々草子』等がある。2005年、没。
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紙の本
なぜか時々現れて、読みたくなってしまう杉浦日向子の漫画
2023/05/13 23:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉浦日向子が亡くなってもう10数年経つのだけれど、時々思い出したようにその著作が再刊されたり、文庫化されたりする。そうするとやはり読み返したくなる。無性に読みたくなるという程ではないのだけれど、なぜか読んでおかないといけないような気分にさせられるのだ。
なので、この『風流江戸雀/呑々まんが』も読んでしまった。
『風流江戸雀』は、文藝春秋漫画賞を受賞している杉浦日向子の代表作とも言える作品で、とうの昔に単行本でも読んでしまっているくらいのもの。1年12か月を川柳をもとに描かれた漫画で、ツルツルっと読めてしまうけれどそこが良かったりする。
『古川柳つま楊枝』も同じように川柳をもとに、江戸の人々の暮らしぶりをみせてくれる極短篇の漫画集だ。
この2作が、1つにまとめられて単行本になっていた。
この文庫では加えて、『ぶらり俳諧散歩まんが 横の細道』と『呑々まんが』が収められている。タイトルのとおり俳諧で描かれた江戸と、小咄のような極短篇漫画集だ。これらも単行本化されていたようだが、私は未読だった。なので、これらを読むためにこの文庫を買い求めたようなものだ。
どれも江戸時代の市井に暮らす人たちを描いたもので、他愛ないというかありふれた生活の断片が並ぶだけで、大見得を切った長篇漫画のように大きく盛り上がることもないのだけれど、だけどやっぱり読みたくなってしまうのだ。
惜しむらくは判型が文庫だということ。漫画を絵として楽しもうとすると、やはりそれなりの大きさの画面が欲しい。今風の漫画とは異なるタッチで描かれている、その絵そのものに江戸の雰囲気が出ているのだから、もう少し大きな画面で見てみたかった。