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商品説明
帝国日本では多くの映画人や作品、情報が往来し、内地でも朝鮮映画が上映され「朝鮮物」が作られた。主に内地において朝鮮映画がどのように受容されていたのかを考察し、従来の研究が見落としていた問題を検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
帝国日本では多くの映画人や作品、情報が往来し、内地でも朝鮮映画が上映され「朝鮮物」が作られた。こうした朝鮮映画や朝鮮物は誰に観られ、いかに考えられていたのか。戦時色が強まるにつれ、セリフは日本語に、スクリーンには「立派な皇国臣民」が登場するようになる。監督や俳優などの製作者、映画館経営者、観客の思いは、朝鮮人と日本人でいかに重なり、異なったのか。【商品解説】
目次
- 序章 帝国日本における朝鮮映画とは何か
- 第1章 『大地は微笑む』における「朝鮮」とその周辺
- 第2章 映画『春香伝』の越境と翻訳の不/可能性
- 第3章 インターナショナルな朝鮮映画へ
- 第4章 京城の映画館における植民者と被植民者の「交差」
- 第5章 児童映画から「少国民」の物語へ
- 第6章 在日朝鮮人の映画への接合
- 終章 帝国日本で「朝鮮/映画」を観るということ
著者紹介
梁仁實
- 略歴
- 〈梁仁實〉韓国済州生まれ。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。岩手大学人文社会科学部人間文化課程准教授。専門は在日コリアン表象、日韓の文化交流史。
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「観客がほとんど朝鮮人になるので劇場の衛生によくない」
2023/04/03 13:21
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前、在朝日本人たちは朝鮮人たちと映画を製作し、朝鮮において「洪吉童伝」のように大ヒットした作品もあったという、その映画を大阪でかけようとした時、「観客がほとんど朝鮮人になるので劇場の衛生によくない」と中止になったという、なんたることか