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商品説明
江戸時代の大名にとって、後継者の確保はお家の存続にかかわる重大事であった。公的な表の史料からは決して窺えないお家相続の実態と、その実情を承知しながら黙認した幕府と大名家との関係を改めて問い直す。〔角川書店 2004年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
江戸時代、大名家は世襲で受け継がれるが、後継者がいないとその家は取りつぶされる。突然の事態に関係者はどのように対処したのか。幕府の公的な記録に表れない不自然な事例から、存続をかけた大名家の苦労を探る。【商品解説】
目次
- はじめに/江戸幕府の相続規定(相続手続きの原則〈幕府の相続原則/十七歳の制約〉/跡継ぎの確保と家の存続〈徳川一門の後継者選び/岡山藩池田綱政の継嗣/丈夫届と公的年齢〉/末期養子の手続き―池田政員の急養子願〈養子による家の存続/急養子願書の作成/「実子」のからくり/仮養子と急養子〉以下細目略)/「公辺内分」の相続(書き替えられた系図―生坂池田家の「政房」と「政恭」/兄弟の入れ替え―備中鴨方池田家の事例/系図から抹消された少年―池田政方の男子の記載/身代わりの幼君―肥後人吉藩相良家の相続問題)/養子をめぐる大名家の諸相(養子選択の駆け引き―摂津麻田藩と伊予宇和島藩/仮養子問題と年齢操作―萩藩毛利家の相続事情/血縁と家の継承―十九世紀の岡山藩)/むすびにかえて―御恩と奉公の論理から/補論 「お目見え」とお家相続
著者紹介
大森 映子
- 略歴
- 〈大森映子〉1952年東京都生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得退学。湘南国際女子大学助教授などを経て、多摩大学名誉教授。著書に「元禄期の幕政と大名たち」など。
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お家相続をめぐるドタバタ
2020/11/14 13:43
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
当主が後継を決める前だったり幼少のまま亡くなってしまったりした時にお家断絶を避けるためどのような手段が取られたのかが面白かった。当主がまだ生きていると偽って養子願いを出したり、幼少の当主の身代わりを立てて死んでないことにしたりと大変なのがわかった