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商品説明
南北朝・室町時代。君臣の間柄だった、鎌倉府の首長「鎌倉公方」足利氏と、それを支えた「関東管領」上杉氏は、東国の動向や京都とのかかわりが絡み“対決”の結末をたどる。自立へ向かう100年の東国史を解きほぐす。【「TRC MARC」の商品解説】
南北朝・室町時代、鎌倉府の首長「鎌倉公方」足利氏と、それを支えた「関東管領」上杉氏。君臣の間柄だった両者は、東国の動向や京都とのかかわりが絡み?対決?の結末をたどる。自立へ向かう100年の東国史を解きほぐす。【商品解説】
目次
- プロローグ 足利氏と上杉氏/鎌倉公方、東国に立つ(内乱のなかで/関東執事と畠山国清の消長/関東管領上杉憲顕の帰還/鎌倉公方家の成立)/紛擾と争乱の東国(闘う東国寺社/氏満と義満/小山義政の乱/小山若犬丸と小田孝朝)/応永の乱から上杉禅秀の乱へ(列島支配の再編/応永の乱/南奥へ/上杉禅秀の乱)/鎌倉公方足利持氏と関東管領上杉憲実(上杉禅秀の影/足利持氏の専制/鎌倉公方の「野心」/「国堺」と相克/永享の乱)/エピローグ 足利持氏と上杉憲実のこどもたち/略年表
著者紹介
植田 真平
- 略歴
- 1985年、東京都生まれ。2012年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、宮内庁書陵部研究職、博士(文学) ※2022年1月現在
【主要編著書】『中世関東武士の研究 20 足利持氏』(編著、戎光祥出版、2016年)、『鎌倉府の支配と権力』(校倉書房、2018年)、「東国社会と鎌倉府権力の展開」(『歴史学研究』1007号、2021年)
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鎌倉府と室町幕府
2022/04/28 16:36
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投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌倉公方と関東管領の対決というよりは、鎌倉府と室町幕府の対立といった内容。烏帽子親子の足利氏による東西の分掌という非常に危うい支配体制と、その仲介役として権力を振るう関東管領の存在を簡潔に描く。この微妙なバランスが崩壊するきっかけは上杉禅秀の乱。関東管領と公方の力関係が逆転し、さらに幕府が関東に介入する端緒となる。一度壊れた関係は元に戻らず、永享の乱で破綻を迎える。また東西対立の要因を、幕府側の猜疑心による過剰反応に求め、しばしば言われる鎌倉公方の「野心」「好戦性」という見方を戒めているのも印象に残った。