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商品説明
幻想の王道楽土「満州国」は、いかに自らの存在を国の内外へ認知させようとしたのか。そのメディア戦略の全貌を、記念行事や祝祭用のポスター、絵はがき、切手など、豊富な図版で検証。新たな満州国のイメージを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
貴志 俊彦
- 略歴
- 〈貴志俊彦〉1959年兵庫県生まれ。広島大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程後期単位取得退学。京都大学地域研究統合情報センター教授、日本学術会議連携会員。
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紙の本
「満洲帝国」と朝鮮について。
2010/05/30 20:27
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内藤陽介氏の「満洲切手」に似て、当時の切手に絵葉書やポスターを通して見た「満洲国」像を書いた本。口絵に協和会が作成した朝鮮語のポスターが収録されていて、「五族協和」を描いた絵に朝鮮人が描かれていたので、あの「国家」の中で朝鮮人は日本人とは違う位置づけだったのだな、と思った。
それにしても日本語風の白話文をポスターに使ったというから、随分日本人も「満洲国」内に独りよがりな「王道楽土」像を示したものだ。
73頁に汪兆銘政権のポスターとして紹介されているものは、五色旗からして、臨時・維新両政府のものではないか、と思う。汪兆銘政権は「国民政府の南京還都」したと自らを位置づけだけあって、青天白日旗を国旗にしていたから。