- 販売開始日: 2022/04/01
- 出版社: 青弓社
- ISBN:978-4-7872-3119-2
毒薬の博物誌
著者 著:立木鷹志
死のアロマを漂わせ、人を欲望の罠へと誘う危うい薬──毒薬。神話の時代から毒薬繚乱の中世をへて現代にいたるまで、消えることなくつづく毒の香。怪しい魅力=呪力を内に秘めた毒薬...
毒薬の博物誌
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商品説明
死のアロマを漂わせ、人を欲望の罠へと誘う危うい薬──毒薬。神話の時代から毒薬繚乱の中世をへて現代にいたるまで、消えることなくつづく毒の香。怪しい魅力=呪力を内に秘めた毒薬に取り憑かれた人々とその逸話を集成した博物誌。
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目次
- 毒殺の歴史と方法──序にかえて1 神話と毒薬 毒薬使いの名門──王女メディア/“キルケーの薬草”と霊薬ネペントス/ソクラテスと毒ニンジン/アレキサンダー大王とインド大守の娘2 ローマ宮廷の毒薬 ローマ宮廷と魔術/毒薬王ミトリダテス/変態皇帝ティベリウス/皇帝ネロの毒薬調剤係3 ペストと毒薬 マイモニデスの毒薬対策/霊魂の護符・糞石/ペストと毒薬/ペストにおける差別の構造/シャルル悪徳公4 マンドラゴラについて エデンの園の人間植物/マンドラゴラの効能/マンドラゴラとアンドロイド/マンドラゴラと章柳5 法王庁の毒薬 ボルジア家と“カンタレッラ”/絶世の美女ビアンカ/“ナポリの小雨”6 毒薬繚乱の時代 シェイクスピアと蝦蟇の毒/カトリーヌ・ド・メディシスと毒殺事件/“遺産相続の粉”/ラ・ヴォワザンの毒薬7 日本の毒薬 毒薬と神仙思想/薬子の乱と毒薬の登場/平安朝の本草学/戦国時代の毒殺と鴆毒/蒲生氏郷と加藤清正/江戸の毒8 『殺人狂時代』と毒殺 ナポレオン毒殺説と砒素/砒素検出法──マーシュ・テスト/小市民社会の犯罪/毒薬学の発達/快楽毒殺魔列伝9 化学兵器の時代 サリン事件とオウム真理教/毒ガスの歴史/枯れ葉作戦とジェネーブ議定書/黄色い雨/青酸ガスと死刑あとがき
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