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商品説明
男性器と女性器をあわせもって生まれた著者が、新生児の段階で性別を手術で決めてしまう現在の医療を批判し、自分史を通じて“性の自己決定権”の確立と「第三の性」の存在を主張する。98年刊の完全版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
橋本 秀雄
- 略歴
- 〈橋本秀雄〉1961年大阪府生まれ。阪南大学商学部卒業。PESFIS(日本半陰陽者協会)主宰。著書に「性のグラデーション」、編著に「性を再考する」ほか。
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紙の本
性別の決定とは?ふだん疑問にも思わないことを新たに考えさせてくれる
2004/02/29 14:57
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投稿者:うすかげよういちろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
性別の決定とは? ふだん疑問にも思わないことを新たに考えさせてくれる
男とは、女とは?
かんたんなことである。ふつうは。
しかし、この本の中では、非常に大きな問題になっている。
男か女かを生まれたときに決定しなければならないこと。
しかも、本人の意志に反して決められてしまうこともあるということ。
これ自体がショックだが、その後の著者の精神的成長と、性的無成長に、大ショックをおぼえる。
本人の上に覆い被さる苦しみは、尋常ではないなと思える、多くの人にとってなんでもないようなことが、なんでもないような話が、半陰陽の方々にとっては、すさまじい精神的苦痛なのだと実感できる。
こんなことを言ってはいけないかもしれないが、とても臨場感があって、よく書けている本だと思った。
本人の心の微妙な揺れが、リアルに文章化されているのだ。
だから、読んでいて、胸が痛い。
新しい世界を知るには、本が一番信頼できる。と、実感した。