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商品説明
ゼロ年代前後、流行現象を見せた「並行世界もの」。その表現機構の模索の結果明らかになった現実世界のあり方を、さまざまな次元で撹乱する並行世界の原理的な可能性を追求する。ウェブマガジン『未草』連載を基に単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
なぜ(ある特定の)人びとは、ただひとつの現実世界に飽き足らず、並行世界というものに強く惹きつけられるのか。並行世界に思いを馳せるとはどういうことなのか。私たちにとって並行世界とはどのような意味を持つのか。本書は、こういった問いの枠組みを、哲学でも心理学でもなく自然科学でもなく、文学研究の立場から考えようとする試みである。それは、個別具体的な作品分析を通じて、並行世界という舞台設定が担う思想的な潜勢力を解き明かす企てともなるだろう。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 柄谷行人『探究Ⅱ』―この現実世界への疑念
- 「単独性」の在り処/固有名の論理/〝不健全〞な私たち
- 第二章 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』―並行世界は何をもたらすのか
- 現実世界への順応/「ゲーム的リアリズム」とは何か/物語とメタ物語の往還運動
- 第三章 三浦俊彦・永井均の諸論―「この」性はどのように分析できるか
- 可能世界論という鉱脈/なぜこの人が「私」なのか/並行世界の重要性
著者紹介
加藤 夢三
- 略歴
- 〈加藤夢三〉東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業、同大学教育学研究科博士課程修了。博士(学術)。お茶の水女子大学基幹研究院人文科学系助教。著書に「合理的なものの詩学」など。
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