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- カテゴリ:高校生 一般
- 発売日:2021/06/10
- 出版社: 文学通信
- サイズ:21cm/301p
- 利用対象:高校生 一般
- ISBN:978-4-909658-36-4
読割 50
紙の本
高校に古典は本当に必要なのか 高校生が高校生のために考えたシンポジウムのまとめ
著者 長谷川 凛 (ほか編)
2020年6月に高校生らが開催したオンラインシンポジウム「高校に古典は本当に必要なのか」を完全再現。古典否定派・肯定派が集まって論戦に挑んだ当日の様子、参加者のアンケート...
高校に古典は本当に必要なのか 高校生が高校生のために考えたシンポジウムのまとめ
高校に古典は本当に必要なのか
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商品説明
2020年6月に高校生らが開催したオンラインシンポジウム「高校に古典は本当に必要なのか」を完全再現。古典否定派・肯定派が集まって論戦に挑んだ当日の様子、参加者のアンケート・感想、企画に至るまでの舞台裏等を紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
高校に古典は本当に必要なのか。
「高校生の声を伝えて、肯定派の目を開きたい。高校生という新たな視点で否定派の心を開きたい」
現役高校生が、当事者として高校生にアンケートを実施し、議論の場を作り、考えたことは何だったのか。2020年6月6日にオンライン開催された、高校生が高校生のために考えたシンポジウム「高校に古典は本当に必要なのか」の完全再現+終了後のアンケート+企画に至るまでの舞台裏+編者による総括です。
2019年、明星大学でシンポジウム「古典は本当に必要なのか」は、本書の編者の高校生にとっては、話がかみ合わない上に、問題点や疑問が放置されたと感じられ、とても満足できるものではありませんでした。そして開催されたのがシンポジウム「高校に古典は本当に必要なのか」です。
議論は果たしてどこまで進んだのか。現役高校生という視点は有効だったのか。これを読む私たちは、高校生たちの考えをどこまでくみ取ることが出来るのか。
古典不要論を考える際の基本図書ともなった、勝又基編『古典は本当に必要なのか、否定論者と議論して本気で考えてみた。』(文学通信)の続編ともいうべき本です。
編集は、長谷川凜、丹野 健、内田 花、田川美桜、中村海人、神山結衣、小林未來、牧野かれん、仲島ひとみの各氏。
【昨年わたしは6つの大学のオープンキャンパスに行き、国文学科や日本文学科を見てまわりました。そこで学生さんたちに次のように聞きました。
「古典は本当に必要なのかと問われている、この状況をどう思うか」。
古典が好きで大学で学んでいる最中の若い学生さんたちが、どう思っているのか気になったのです。熱心に答えてくださる学生さんも数人いました。しかし多くの場合、答えは次のようなものでした。
「古典が好きかどうかは人それぞれだから、あなたが古典を好きなら周りは気にしないで古典をやればいい」。
この答えはショックでした。否定派を無視できなくなっているのが現状です。それなのに国文学科の学生さんたちは、ただ好きな古典を読んでいるだけなのでしょうか。これでは古典は、否定派が言う通りのマニアックで閉ざされた世界です。どうかもっと学びの深い国文学科になってください。
高校生の声を伝えて肯定派の目を開きたい。また高校生という新たな視点によって否定派の心を開きたい。これは高校生にしかできないことです。だから3月に予定していたシンポジウムが延期されて、いまは受験生になってしまいましたが、このような形で開催することにしました。】【商品解説】
目次
- はじめに(仲島ひとみ)
- 凡例
- メンバー紹介
- 第1部 議論の土台を整える
- ――「高校に古典は本当に必要なのか」を考えるまえに
- 1.「高校に古典は本当に必要なのか」のコンセプト
- 2.前回のシンポジウム「古典は本当に必要なのか」論点まとめ――近藤泰弘先生、ツベタナ・クリステワ先生の主張も加えて
- ①猿倉先生の論点
著者紹介
長谷川 凛
- 略歴
- 〈長谷川凛〉2002年生まれ。シンポジウム発起人。
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