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カラマーゾフの兄弟 2(光文社古典新訳文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 102件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.11
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/501p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-75117-2

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文庫

紙の本

カラマーゾフの兄弟 2 (光文社古典新訳文庫)

著者 ドストエフスキー (著),亀山 郁夫 (訳)

ゾシマの言葉にしたがって、アリョーシャは父の家に出かける。父と長男ミーチャとの確執は、激しさを増していくようだ。イリューシャとの出会い、スネギリョフ大尉の家で目にしたもの...

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カラマーゾフの兄弟 2 (光文社古典新訳文庫)

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商品説明

ゾシマの言葉にしたがって、アリョーシャは父の家に出かける。父と長男ミーチャとの確執は、激しさを増していくようだ。イリューシャとの出会い、スネギリョフ大尉の家で目にしたものなど、アリョーシャの心はさまざまに揺れ動き、イワンの「大審問官」で究極の衝撃を受ける。【「BOOK」データベースの商品解説】

【毎日出版文化賞(第61回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー102件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

面白くなってきた

2016/02/24 17:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る

2巻は新しいキャラクターが登場したり、アリョーシャ以外の兄弟にもスポットが当たり始め、面白くなってくる。大審問官の訳に少し違和感を感じたが、概ね問題ない。

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紙の本

ロシアの文豪ドストエフスキーの名作第2巻です!

2016/09/25 12:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の物語は、ゾシマの言葉に従って、いよいよアリョーシャは父の家に出かけます。父と長男ミーチャとの確執は、激しさを増していくようです。イリューシャとの出会い、スネギリョフ大尉の家で目にしたものなど、アリョーシャの心は様々に揺れ動き、イワンの「大審問官」で究極の衝撃を受けます。ぜひ、引き続き、第2巻をお楽しみください。

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紙の本

全巻エピローグまで読み終えたものの混沌の宇宙に放り出されたような頼りないいらだたしい心境にある。最後にある亀山郁夫の解説を読むことは中断してこの酩酊状態をしばし楽しむことにしよう。

2007/09/18 19:52

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

これはもともと未完の作品だから仕方がないのだと割り切ったってかまわないのかもしれない。前文の「著者より」が暗示するように「個々のばらばらな部分をひとつにまとめ、何らかの普遍的な意義を探りあてようとやっきになって」も徒労になる、そんな作品なのかもしれない。それにしても「個々のばらばらな部分」がスポットライトをあびて鮮明過ぎるくらいに浮かび上がり、強烈な印象をもって心に刻みこめられるのだ。

たとえばホフラコーワ未亡人の娘、リーザ。からだの弱い14歳の少女なのだがアリョーシャを愛している。個性的で忘れられないパーソナリティがある。アリョーシャは彼女と婚約するのだが………。このふたりの心理は描き足りないのかよくわからないし、物語全体の中でどういう意味合いがあるのだろうか。

それにしてもドストエフスキーの作品に登場する女性だが、その人格の現代性にはびっくりさせられる。日本で言えば幕末から明治初期が舞台だが当時の日本女性では考えられない自己主張、存在感、精神的自立を備えている。リーザもそうだがリーザの母、裕福なホフラコーワ夫人、フョードルとミーチャの争いの元になる妖艶な美女、グルーシェニカ。極貧の生活にある少年イリューシャの母、狂気の人、チェルノマーゾフ。なかでも印象的な女性はカテリーナである。ペテルブルグの女学校出のインテリ美人、しかし、愛と憎しみ、誇りと屈辱の板ばさみを自覚し時には錯乱しながら、ミーチャとイワンと自分自身の内面的三角関係に身もだえする。このカテリーナは「父殺し」の裁判でミーチャに決定的に不利になる証言をするのだが、たとえば、さてこの女性心理をどう解釈するか、ミーチャとイワンのどちらを愛していたのか、仲間内で議論すれば喧々諤々かなり有意義な時間を過ごせるのではないか。

ところで『カラマーゾフの兄弟2』はなんといっても「第二部第五編プロとコントラ」にあるイワンの創作詩「大審問官」とアリョーシャの記述「ゾシマの伝記」、この二つのずっしりとした挿話には圧倒される。すでに第一部では長老の部屋で国家と教会の関係が議論され、またスメルジャコフの神の不在論が開陳されている。キリスト教そのものにメスが入れられるのだ(ローマ・カソリックへのメスかもしれないのだがすくなくともには私の手には負えない)。人類史における支配と被支配の起源、神と悪魔の境目、それだけではない現代民主主義政治の混迷を予見するような不条理観。これらを包括した大審問官によるキリスト糾弾の論理はそのとおりだと私には思えるいっぽうで私は信仰の人・ゾシマの語りには心の安らぎを感じるのだ。ただし、私の理性的理解と感性的感覚はせいぜいそこまでしか及ばない。大審問官とゾシマは対立関係にあるのだろうか。そうとも思えないところだってある。カラマーゾフの家族のだれをこの二人に重ねようとしているのだろうか。それにしてもこの肝心なパーツがどのような役割を果たしているのか作品全体の中での納まり具合がさっぱりなのだ。これは残念なことである。読み終えて消化不良のままだから居心地は悪いのだが、主な原因はここにある。

まるで万華鏡の世界に入ったかのようだ。真も偽も、正も悪もごちゃ混ぜになって常に変化し続ける世界である。しかし中心は変わらない。万古不易のその中心をめぐって対称的にもろもろの変化が生じている。中心ってなんなのだろう。人類の叡智?神の存在?東洋哲学にある道?私はそこで酩酊しているのだ。

だが、今は余裕をもってこの居心地の悪さに甘んじよう。『罪と罰』を読んだときも『悪霊』を読んだときも同じだった。また時を変えて読もう。訳者の解説も読もう。そしてやがて自分勝手な解釈の中で納まりのよさを感じられる時を迎えることもできよう。

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紙の本

カラマーゾフは中心からこの世を問い直す。

2009/12/23 00:20

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

亀山先生による『カラマーゾフの兄弟』の新訳は累計で100万部を
越えているということだが、いまどきそんな国、あるんだろうか。
4部構成の本書は、第2部をもって文学史上の峰々に連なることとなり、
21世紀日本国の文学市場にも山脈を築き上げてしまった。

やはり第2部である。第2部の後半である。
当時において、神を問い直す、神に問い返す、その、凄み。

そういえば、三島由紀夫の絶筆で日露戦争の残影から始まる
『豊饒の海』4部作も第2部である高みに達してしまったように
感じたが、それはもしかしたら、カラマーゾフ第2部の大審問官が
三島翁の脳裏に焼きついていて、極寒ロシアのウォッカ的熱情が
知らず知らずのうちに、戦後日本を焼き尽くすような表現に
結びついてしまったのではないだろうか。そこに全く根拠はないけれど、
今もなお、カラマーゾフはキリスト復活を問い直す第2部大審問官に
よって、文学なき世界のニッチ市場に揺さぶりを掛け続け、ニッチ
だらけになりそうな愛と幻想の世界市場で鮮やか過ぎるほどに復活して
しまうのだろう。

その引き金を引いたのは、問い直した亀山先生だ。
すでに日本文学界は、アメリカ文学を問い直した柴田元幸先生と
ロシア文学を問い直した亀山先生を擁しており、あとは両者を
越境するような村上春樹氏が熱情の彼方の世界を問い返すプロセスを
見届けるだけとなっている。

もしかしたらカラマーゾフが書かれた頃、文明は第2部だったのかも
しれない。そして今、第3部あたりが終わりを迎え、第4部に入りつつ
あるのかもしれない。仮にそのステージが恥辱にまみれたもので
あったとしても、それでも第4部を迎えるにはカラマーゾフ第2部的な
熱情は、必要だったんだと思う。その余韻の中で、余韻であると
自覚しつつ、我々もロシアからの風に吹かれて問い直そう。
神をも問い直すカラマーゾフとは誰なんだ?と。

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2009/04/22 21:06

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2008/01/23 23:54

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2008/03/08 21:04

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2013/02/05 18:56

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2007/09/24 23:30

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