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商品説明
五十本の茶杓の中に一本だけあるという、「ほんまもん」の利休の茶杓。はたしてゆずは目利きできるのか―?道具屋若夫婦の奮闘を描く“はんなり”系時代小説「とびきり屋見立て帖」シリーズ第四弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
50本の茶杓の中に1本だけあるという「ほんまもん」の利休の茶杓。はたしてゆずは目利きできるのか…。全6編を収録した、“はんなり”系時代小説第4弾。『オール讀物』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
新撰組や憂国の志士が闊歩する幕末の京都。若夫婦の真之介とゆずは、その地で道具屋「とびきり屋」を営んでいる。ある日真之介は道具の競り市で「茶杓箪笥」を買って店に持ち帰った。「茶杓箪笥」はその名のとおり茶杓を収める箱で、仕切りに一つずつ茶杓が収められていたが、一つだけ中が空いているものがあった。そこにあるべき茶杓をめぐり、新撰組の芹沢鴨、茶の湯家元の若宗匠、もとの「茶杓箪笥」の持ち主、そしてゆずの間で騒動が持ち上がる。 そこにあるべき茶杓はあの利休居士のものというが、真相は? 物を見立てる不思議と喜びを描く「とびきり屋見立て帖」、惜しくも急逝した著者が遺したシリーズ第四弾。表題作を含めた傑作連作短篇6本を収録。【商品解説】
収録作品一覧
よろこび百万両 | 5−45 | |
---|---|---|
みやこ鳥 | 47−88 | |
鈴虫 | 89−125 |
著者紹介
山本 兼一
- 略歴
- 〈山本兼一〉1956〜2014年。京都市生まれ。同志社大学文学部及び芸術学専攻卒業。「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞、「火天の城」で松本清張賞、「利休にたずねよ」で直木賞を受賞。
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紙の本
骨董を扱うお店のほのぼの時代小説
2015/08/29 10:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
けっこうおもしろかった。なぜ経験ない若夫婦のところにこんなに高価な器が来るのかとか、何でもうまくまとまりすぎとか、思うところがないでもないが、そういった甘さは小説の中のお約束と割り切るべきなのだろう。そこに目をつむれば、なかなか楽しい作品。茶碗や自在などの骨董に関する薀蓄も過度ではなく適当に入っていて、うなずきながら読める。
ただ、一般庶民の、しかも女のゆずが、桂小五郎と対等に話している場面などはさすがにちょっと白ける。この雰囲気の話に、別に幕末の著名人は出さなくてもいいのでは。