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商品説明
舞台は京都。新聞記者・恭平は捜査情報の中に、十二年前に失踪した学生時代の恋人・雪乃の名前を見つけ、驚愕する。なぜ彼女は消えたのか?取材を進める中で浮かび上がる雪の秘密。そして物語は運命の日、祇園祭の宵山へ…。気鋭の著者が「書き終えたくない」ほどの情熱を注いだ純愛ミステリーの傑作が誕生しました。【「BOOK」データベースの商品解説】
新聞記者・恭平は捜査情報の中に、12年前に失踪した恋人・雪乃の名前を見つけ密かに取材を開始する。彼女は何をしたのか、なぜ消えたのか…。京都の風景と共に綴る、感動の純愛ミステリー。『別册文藝春秋』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
2012年京都、新聞記者の風間恭平は、馴染みの刑事からある横領事件のメモ書きを見せられ、驚愕する。北瀬雪乃──十二年前、大学生だった風間のもとに転がり込み、ある日ふと姿を消した最愛の人の名が、そこに記されていたのだ。そしてその雪乃はその数カ月前、再び恭平のもとに戻っていた……。
2000年、二人の愛と笑いに満ちた日々と、2012年、事件の真相を追う恭平の視点が絡み合うように進む中、警察や事件関係者との虚々実々の駆け引きの中で明らかになる、哀しき真相とは?? 『盤上のアルファ』で鮮烈なデビューを飾ってから3年、著者が書き終えたくないほどの情熱を注いだ、感動必至の純愛ミステリーの誕生です。【商品解説】
著者紹介
塩田 武士
- 略歴
- 〈塩田武士〉1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒。神戸新聞社を経て、作家。「盤上のアルファ」で小説現代長編新人賞、将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞受賞。他の著書に「女神のタクト」など。
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書店員レビュー
京都を舞台にした、最近は珍しい純愛ミステリー
丸善 丸の内本店さん
京都を舞台にした、最近は珍しい純愛ミステリー。
雪のようにはかなく美しい容姿、性格は関西のじゃじゃ馬である雪乃と金のない学生恭平が偶然出会い、一緒に暮らし始め恋におちる。失踪してしまった雪乃と新聞記者になった恭平は12年後に再会し、また暮らし始める。雪乃が失踪した理由、本当の正体は誰なのか、記者ならではの緻密な操作で暴いていく。真実を知りたい気持ちと愛してるからこそ知りたくない恭平の心の葛藤がせつない。
相変わらずの流暢なユーモアあふれる関西弁の文章が作品を暖かく仕上げ、SNSなどネットを扱ってないところが懐かしいラブストーリー映画を観ているような気持ちにさせてくれる。
(評者:丸善丸の内本店 文芸担当 三瓶ひとみ)
紙の本
読者側も「終わってほしくない」と感じる物語
2022/06/09 17:40
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「罪の声」「騙し絵の牙」が個人的にヒットだったので初期の作品に。2000年という設定の微妙な「懐かしさ」や、東京の人間にも分かりやすい京都の街並みの描写等、細部も楽しめる。著者がインタビューで「書き終えたくなかった」物語と語っているが、読者側も終盤は「終わってほしくない」と感じる物語。